活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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いらない部下、かわいい部下

満足度★★★★
付箋数:25
アジア・ひと・しくみ研究所さんより
献本いただきました。ありがとうございます。

人事評価に対して、常に不満を言っている人と、
ほとんど言わない人がいます。

どういう人が、常に不満を言っているのか?

それは、成果の出せないローパフォーマー。

もし、あなたが上司や人事評価に対して、
常に不満を言っているなら、それは自分が
ローパフォーマーであることを認めている
ことになります。

 「自分は、はっきりとモノを言い過ぎて、
 上司に嫌われている」

 「上司は自分の働きぶりを見ていない、
 見ようともしていない」

 「ゴマすりやヨイショの上手い同僚に、
 手柄をもっていかれる」

 「上司は部下の手柄を自分の手柄に、
 責任は部下に押し付ける」

このような不満を言っている人は、
会社という組織自体を大きく誤解しています。

そもそも、査定する側の上司と、
される側の部下の関係は理不尽なもの。

詰まるところ、待遇や出世は、最終的には
上司が部下を「えこひいき」するか否かで
決まります。

だから、「えこひいき」されている部下は、
上司や評価への不満は口にしないし、
その反対に「えこひいき」されていない部下が
不満をぶちまけるのです。

では、どんな部下が「えこひいき」されるのか?

それは昔からいる、太鼓持ち、イエスマン、
腰ぎんちゃくといったタイプではありません。

上司が求める部下のタイプも時代とともに
変わりました。

 ・自分から離れたところで、上司としての
  自分の価値や評判を上げてくれる部下

 ・明るく元気に、大きな声で挨拶をする
  知性があり過ぎない部下

 ・時には上司に議論をしかけ、時には相手が
  上司であっても毅然とした態度で苦言を
  呈する「健全なイエスマン」

大きな声では言えなくても、このような部下が
欲しいのが、いまどきの上司の本音です。

昔の腰ぎんちゃくタイプは、上司にすり寄る
だけで実務能力がありませんでした。

しかし、いまの「かわいがられる部下」は、
成果も出せて、上司を盛り立ててくれる、
「社内接待」ができる部下なのです。

著者の新井健一さんは、誰も書かなかった
サラリーマン社会にある「暗黙のルール」を
本書で明文化しています。

若手のビジネスパーソンにとっては、
「そんな理不尽な話は納得できない」
と思うかもしれません。

しかし、組織の中で経験を積めば積むほど、
ここに書かれていることが真実であると、
身に沁みてわかるはずです。

中堅以上の組織人でわからない人は、
その人はローパフォーマーなのかも
しれません。

本書は、どんな部下になるべきかについて
だけに言及した本ではありません。

上司と部下の健全で現実的な関係の築き方。

部下にとっても、上司にとっても、
これからの時代を生きていくために
必要な考え方について書かれています。

部下の立場でも、上司の立場でも参考になる
ということは、「生涯キャリアの築き方」
がわかることを意味しています。

社会の変化を的確にとらえながらも、
人間関係の変わらない部分に注目した
「こらからの働き方」がわかる本です。

 第1章 かわいい部下は「お土産」を欠かさない
 第2章 無視していい上司、侮ってはいけない上司
 第3章 選ばれる部下は上司を見ていない
 第4章 部下の人間性は飲み会の支払いでバレている
 第5章 大企業サラリーマンこそなぜ副業が必要か

この本から何を活かすか?

  「実は、上司から、かわいい部下として
  認識されるサラリーマンは、同期に先んじて、
  あることを押さえている。
  それは会社のノリと上司のノリを把握する
  ことだ。」

上司のノリを把握すると、「パーッとまとめて」
とか「いい按配で」といった非常に抽象的な
指示でも通じるようになります。

すると余計に話のわかる部下として、
上司から贔屓されるようになるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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