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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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起業家のためのマーケティングバイブル

満足度★★★
付箋数:20

株式会社ウェイビーの伊藤史織さんより、
献本いただきました。ありがとうございます。

株式会社ウェイビーは2010年に設立された、
比較的新しい起業家を支援するための会社。

同社は「起業家とともに世界を変える」ことを
ポリシーとして掲げています。

現在は支援する起業家数は年間3000社を超え、
国内屈指の起業家支援会社に成長しました。

本書は、ウェイビー代表取締役社長の
伊藤健太さんが、起業家が必ず知っておくべき
マーケティングについて書いた本です。

ところでマーケティングとは、一体、何か?

今さら、そんな常識的なことを聞かなくても、
マーケティングなんて知っていて当然と
思った人も多いことでしょう。

しかし、市場調査や新し商品を作ること、
あるいは売れる仕組みをつくって集客する
ことがマーケティングだと考えている人が
多いと、伊藤さんは指摘します。

もちろん、これらの考えが完全に
間違っているわけではありません。

ただし、これらはあくまで手段であって、
マーケティングの根本ではありません。

  「マーケティングはツールではありません。
  企業の目的である “お客様を守る” 
   “お客様を豊かにする” ということを
  達成するための根源的な考え方なのです。
  市場調査にも、研究開発にもマーケティングの
  エッセンスが必要となります。
  マーケティングとは何かと問われたら、
   “お客様を守る”  “お客様を豊かにする” 
  という発想のことだと、考えるように
  してください。」

本書は、具体的なノウハウよりも、
このような起業家が押さえておくべき
大切なことについて書かれている本です。

ところで、自社の商品を売るための営業活動に
あまりいい印象を持っていない人もいます。

それは営業が、売上を上げるために、
お客様にゴリ押しするイメージを
強く持っているからだと思います。

まず、前提として、自分たちが提供する
商品やサービスは、相対的、もしくは
比較ができないレベルで、自社にしかできない
価値をつくっていかなければいけません。

だからこそ、お客様にとって価値のある
商品やサービスを知らせなければ、
お客様は他のサービスレベルの低いものを
買ってしまうことになります。

結果として、しっかりと営業しなければ、
お客様は不幸になってしまうのです。

  「問題を抱えるお客さまの役に立ち、
  その結果売上があがり、企業が成長し、
  さらにお客さまの役に立てるように
  なるのです。だからこそ、お客さまに
  しっかりと価値を提供していかなければ
  なりません。
  そのような気持ちがあるかないかで、
  商品やサービスの売れ行きは
  変わってきます。」

本書で伊藤さんが熱く語っているのは、
このような本質論です。

本書にマーケティングのテクニックを
求めて読むと、あまり期待したノウハウが
書かれていないと思うかもしれません。

しかし、本書には広義のマーケティングに
ついて書かれていて、それは起業する方が
見失ってはいけない大切なポイントに
なっていると思います。

  第1章 起業家が知っておくべき
     基礎的マーケティング術
  第2章 起業家必見 徹底的にマーケティングを
     大切にした発想
  第3章 お客さまのことを考え抜いた販売術
  第4章 商品&サービスや販売&営業を
     決定的に強化するための提携術
  第5章 お客さまとの関係強化、
     成長をしていく術
この本から何を活かすか?

食べログとホットペッパーは競合していない?

飲食店のマッチングを提供する2社。

実はお客様に提供する価値で考えると、
それほど競合していないと伊藤さんは
指摘します。

食べログが本来提供すべき価値は、
「失敗しないお店選び」です。

そのための手段が「口コミ」です。

一方、ホットペッパーのベネフィットは、
「安いお店の検索」です。

だから、安さを提供するために、
クーポンを配布しているのです。

つまり、食べログは失敗しないお店選びで、
ホットペッパーが安さという、
異なったベネフィットを提供しているので、
この2社は両立しているのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| マーケティング・営業 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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