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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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第4次産業革命! 日本経済をこう変える

満足度★★★
付箋数:23

いくつかの定義はありますが、これまで
何度かの「産業革命」が起きました。

第1次産業革命では、蒸気機関などにより
機械化が進みました。

第2次産業革命では、電力により大量生産が
可能となりました。

第3次産業革命では、コンピュータによる
生産自動化が進みました。

そして、今、第4次産業革命が起ころうと
しています。

産業革命ですから、新しい産業が生まれ、
その代わりに淘汰される産業も生じます。

それによって、私たちのライフスタイル
そのものも大きく変わります。

この第4次産業革命は、受け入れるか、
受け入れないかを選択できるようなもの
ではなく、今後、必ず起きる避けられない
現実なのです。

  「第4次産業革命というチャンスを活かして
  経済活性化に結びつけるためにも、
  21世紀型の社会にふさわしい新しい仕組みを
  つくっていく必要がある。

  AIやロボットが人間の仕事をどんどん
  肩代わりするなかで、いままでとは違う
  働き方が必要になる。自動車の自動走行
  などを実現するためには、もっと自由に
  実験できるような場をつくらねばならない。
  個人情報を保護しながらビッグデータを
  有効に活用できるよう、新しい仕組みや
  ルールをつくる必要がある・・・・。

  これらもまた、構造改革である。」

構造改革といえば、小泉政権のもとで、
大きな仕事を成し遂げた竹中平蔵さん。

竹中さんは、今こそ第4次産業革命に向け、
経済社会の構造改革が必要だと感じ、
本書を執筆しました。

本書では、第4次産業革命とは、
どんな世界かという解説にとどまらず、
何をすべきかの提言まで行っています。

さて、第4次産業革命は、ドイツでは、
「インダストリー4.0」と呼ばれていて、
次の5つの要素が相互に作用し合って、
新しい産業を生み出すと考えられています。

  1. AI
  2. ロボット
  3. IoT
  4. ビッグデータ
  5. シェアリング・エコノミー

日本では、一部の産業や企業で、キラリと
光る部分もあるものの、全体としては
世界の主要国に遅れをとっています。

それも変化を嫌う様々な規制があるため、
すでに周回遅れの感があるようです。

それは規制だけでなく、私たちの頭の中に
「古い人生地図」が残っていることも
一因であると竹中さんは指摘します。

古い人生地図とは、偏差値の高い大学に入り、
大学時代はあまり勉強せずに遊び、
大企業に入社して地道に長年働く。

そうすることで退職金も年金も受け取って、
安泰した老後も過ごせるというもの。

このような古い人生地図は、既に使えなく
なっているので、考え方を切り替えなくては
なりません。

本書では、ウーバー、エアビーアンドビー、
グーグル、アマゾン、テスラモーターズなど
最先端ビジネスの具体例を挙げ、
第4次産業革命の実態を解説します。

非常にわかりやすく書かれていますから、
はじめて第4次産業革命という言葉を
聞いた人でも容易に理解できると思います。

この本から何を活かすか?

竹中さんが、第4次産業革命と日本経済強化の
ために、本書に寄せた提言は次の4つです。

  提言1. ビッグデータ整備の司令塔をつくる
  提言2. リカレント教育バウチャー制度をつくる
  提言3. フィンテックと自動走行の
     レギュラトリー・サンドボックスをつくる
  提言4. コンセッションの活用を拡大する

レギュラトリー・サンドボックスとは、
一切の規制を取り払った、ゼロベース特区の
ことです。

世界のトップを取れる可能性がある
自動車の自動運転技術に関しても、
日本企業は、規制があるために、
データの蓄積で遅れをとっています。

この分野は第4次産業革命の目玉の1つでも
あるので、何とか挽回して欲しいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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