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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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経済は地理から学べ!

満足度★★★
付箋数:21

  「地理は、学ぶ分野が多岐にわたりすぎ
  ていて、一体何を学ぶかが見えにくい科目
  といえます。
  そのため、 “地理って、平野とか、都市の
  名前を暗記する科目でしょ?” という偏見を
  持たれやすいのです。
  しかし、1つひとつ学んでいくことで
  知識がつながり、世の中が、
  そして現代世界が見えてきます。
  これが、私が “地理は地球上の理である” 
  と思うゆえんです。」

地理は英語で「Geography」と言いますが、
これはラテン語の「Geo(地域)」と
「Graphia(描く)」からなる合成語と
言われているようです。

理(ことわり)とは、物事の道理。

地理は、なぜ、地球上の理を表しているか
というと、そこには人間の欲望が反映して
いるからです。

地球上には、限られたモノがあります。

その代表は、「土地」と「資源」。

この限られた土地と資源を奪い合うことが
経済を作ります。

土地の構造や資源の分布を学ぶ学問が
地理であり、その奪い合いを知ることで、
経済についても知ることができるのです。

  「地理を学ぶことで、土地と資源の
  奪い合いで示されている人間の行動に、
  より深い解釈を加えることが可能です。
  本書は、 “立地”  “資源”  “貿易”
   “人口”  “文化” という5つの切り口から、
  今と、そして未来をつかむための視点を
  提供します。」

本書の著者は、代々木ゼミナール講師で
「東大地理」の授業を担当する宮路秀作さん。

資源の奪い合いで考えると、
「水」はかなり貴重な資源です。

日本のように国土全体で水道水が安全に
飲める国は、世界中でわずか15ヶ国しか
ありません。

地球上にある約14億立方キロメートルの
水もその97.5%が海水です。

残り2.5%の陸水の中にも、氷雪や氷河が
大半を占めますから、生活用水として
利用できる河川水は、そのうち0.006%
しかありません。

この僅かな量の水を70億の人々が
奪い合っているのです。

この意味で、水道水が飲める日本は、
水資源が豊富な「資源大国」と言える
ようです。

本書では、「教養としての大人の地理」
といた内容の講義が行われています。

  序章 経済をつかむ「地理の視点」
  第1章 立地 地の利で読み解く経済戦略
  第2章 資源 資源大国は声が大きい
  第3章 貿易 世界中で行われている
    「駆け引き」とは?
  第4章 人口 未来予測の最強ファクター
  第5章 文化 衣食住の地域性はなぜ
    成り立つのか?
  特別付録 「背景がわかれば、統計は面白い」

本書が、『経済は地理から学べ!』という
タイトルになったのは理由があります。

それは、2013年11月に刊行された、
駿台予備世界史講師、茂木誠さんの
経済は世界史から学べ!』があったから。

シリーズと呼べるかどうかは微妙ですが、
同じダイヤモンド社からの刊行なので、
このタイトルになったのでしょう。

今後も、予備校講師を著者とする本が
シリーズとして刊行されるかもしれません。

この本から何を活かすか?

先進国の輸出統計には特徴があり、
多くの国が「1位機械類、2位自動車」と
なっています。

日本やアメリカ、ドイツなどはその典型。

では、先進国の中で、「1位機械類、2位自動車」
になっていない国はどこか?

実は輸出統計1位・2位を見てみると、
その国がとっている独自の戦略がわかります。

中国は輸出2位が「衣類」になっています。

衣類は労働集約型の産業で、
多くの労働力を必要とします。

更に、中国は綿花の生産が世界最大。

  「人がいる! 原材料(綿花)がある!」

というのが、中国が綿糸や綿織物の生産量が
世界最大となっている背景のようです。

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