活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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10年後、君に仕事はあるのか?

満足度★★★
付箋数:23

今の中高生が、これから歩む人生は、
親世代がこれまで歩んできた人生とは
以下の3つの理由により大きく違います。

1つ目は、親が体験した「標準的な人生モデル」
は追求できないこと。

2つ目は、親が過ごしてきた時代と違って、
ネットにつながった世界が広がっていること。

3つ目は、人生の長さ(ライフスパン)が、
かなり長くなること。

こうした今までの常識が通用しない
不確かな時代に、今の中高生はどんなチカラを
身につけていったらいいのか?

  「この本には、僕が現在務める奈良市立
  一条高校で、機会あるごとに生徒や先生、
  そして主に40代、50代の保護者の方たちに
  語りかけている10年後(2020年代)の
  近未来の姿とその対処方法をキッチリ
  盛り込んでおきました。」

本書の著者は、元リクルート社フェローで、
教育改革実践家の藤原和博さん。

本書で藤原さんは、「10年後の世界は
どうなっているのか?」、「不確かな未来を
生き抜くために、どんな力を身につける
べきなのか?」などの問いに答えます。

こらからの時代に必要なのは「雇われる力」
(エンプロイアビリティ)です。

これは組織に雇われるだけでなく、
店を開業したり、独立や起業したり、
あるいはボランティアを行う場合でも、
どんな仕事をする時にも必要となる力です。

このエンプロイアビリティは次の3つの力で
構成されます。

 1. 基礎的人間力

  体力、忍耐力、精神力、集中力、持久力・・・

  最も土台となる力で、家庭教育、学校での
  人間関係、旅やバイトなどさまざまな体験を
  通じて培われます。

 2. 情報処理力

  国数社理英、体育、芸術、家庭、情報

  これは従来の狭い意味での基礎学力のことで、
  多くのことを覚えて、必要に応じて思い出し、
  1人で早く正確に処理できるかを示す力です。

 3. 情報編集力

  コミュニケーション、ロジカルシンキング、
  シミュレーション、ロールプレイ、
  プレゼンテーションの5つのリテラシーから
  構成されます。

  この力こそが、これからの時代、
  最も必要とされる、正解がないか、
  正解が1つではない問題を解決する力です。

ちなみに、従来の暗記による勉強が
一切いらなくなったり、学力を測る偏差値が
必要なくなるというのは、幻想に過ぎません。

これ一辺倒ではダメですが、まったく必要
なくなるわけではありません。

あくまで、基礎的人間力、情報処理力、
情報編集力の3つのバランスが大切なのです。

また藤原さんは、情報処理力と情報編集力を
次のように例えて説明しています。

  「情報処理力は “ジグソーパズル” を
  やるときの力に例えることができ、
  情報編集力は “レゴ” をやるときの力に
  例えるのがピッタリなんです。」

ジグソーパズルは正解主義でレゴは修正主義
のゲームであるとも説明されています。

また、基礎的人間力のベースとなる「人柄」
を高めるためには、「挨拶ができること」、
「約束を守ること」、「人の話が聴けること」
の3つが大切であるとも述べられていました。

ですから、2020年代以降を生き抜くためにも、
従来の学校教育で大切にされていたことを
完全に否定してはいけないのです。

本書は、中高生もわかる言葉で書かれて
いますから、親子で一緒に読みたい本です。

この本から何を活かすか?

本書の最後には、親から見た場合の
「子育て三原則」が紹介されていました。

  1. 10歳までは思い切り遊ばせる
  2. 海外を経験させる
  3. 「面倒なほう、厳しい道、よりタフな状況」
   を選ばせる

この「子育て三原則」は情報編集力を鍛えます。

「可愛い子には旅をさせよ」が、未来社会にも
通用する名言であるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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