活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

チーム・ブライアン 300点伝説

満足度:★★★
付箋数:23

アマゾンの「ビジネス・経済」のカテゴリに
あったので思わずクリックしてしまいましたが、
特にビジネス書というわけではありません。

本書はフィギャースケートコーチ、振付師の
ブライアン・オーサーさんの回顧録です。

オーサーさん自身も、フィギャースケートの
元スター選手です。

1984年のサラエボと1988年のカルガリーの
フィギャースケート男子シングルで、
2大会連続、銀メダリストになった方。

当時はまだトリプルアクセルを決められる
選手が少なかったので、オーサーさんは
「ミスター・トリプルアクセル」と呼ばれて
いました。

さて、オーサーさんがフィギャースケートの
指導をするのは、日本の羽生結弦さんと
スペインのハビエル・フェルナンデスさんです。

本書はライバルでもあるこの2人の選手の
物語でもあります。

  「私たち “チーム・ブライアン” を乗せた
  飛行機はいま、遥かなる大空へと向かって
  上昇しています。操縦席には、誰も到達した
  ことのない未知の世界へ案内してくれる、
  優秀なパイロットが2人。彼らはどこへでも
  望む場所へ飛行機を飛ばすことができます。
  操縦席にいるのは皆さんお察しの通り、
  2014年ソチオリンピック王者の羽生結弦。
  もうひとりは2015年にスペイン史上初の
  世界王者になったハビエル・フェルナンデス
  です。2人は2015-2016年シーズンに、
  史上初の300点超えをマークし、
  フィギャースケート男子シングルの
  新たな領域へと踏み出しました。」

フィギャースケート競技の総合得点が
300点を超えることは、物凄いことで、
フィギャースケート界にとっては、
まさに歴史的な出来事でした。

それまでは、カナダのパトリック・チャン
選手が、2013年に出した295.27点が
世界最高得点でした。

その後は300点に近いスコアさえ生まれず、
300点は永遠の壁のように思われていました。

その壁を最初に超えたのは羽生選手で、
2015年のNHK杯で322.40点をマークして
世界記録を塗り替えました。

更にその2週間後のグランプリファイナル
でも330.43点を叩き出し、再び世界記録を
更新しました。

また、フェルナンデス選手も2016年の
欧州選手権と世界選手権で300点を
超えています。

この2人のコーチを務めるオーサーさんへは、
「どのようにして、300点を取らせることが
できたのか?」、「どうやって世界選手権や
オリンピックのチャンピオンを育てたのか?」
という質問が殺到しています。

本書は、その質問に対する回答でもあります。

 第1章 平昌への始動 2014-2015年シーズン
 第2章 私たちの強さの秘密
 第3章 2人の世界王者、2人の戦友
    2015-2016年シーズン
 第4章 300点の「マイルストーン」
 第5章 プレオリンピック
 第6章 オリンピックとチーム・ブライアン
 終章 ブライアン・オーサー&ハビエル・
   フェルナンデス 師弟対談

ちなみに本書は、2014年11月に刊行された
チーム・ブライアン』の続編です。

2015年5月と10月にカナダの「トロント・
クリケット・スケーティング&カーリング
クラブ」にて行われたオーサーさんへの
インタビューなどを基に構成されたものです。

フィギャースケートのファンでなくても
2018年の平昌オリンピックへの期待を
高めてくれる一冊だと思います。

この本から何を活かすか?

  ショートの後半で4回転を入れる価値

素人が見ると、トップ選手はいかにも
簡単そうにジャンプを飛んでいるように
見えます。

しかし、それを完成させるには技術的にも
メンタル的にも大きな壁があるようです。

特にショートはジャンプが3本で、
ある程度課題が決められているので、
3本ともミスが許されません。

1本ミスすると他で取り返すことが
できないので、トップ選手であれば、
4回転1本、トリプルアクセル1本、
3回転ジャンプと同じ構成になるようです。

そのような状況で羽生選手は、自らの考えで
ショートで4回転を2回入れる布石として、
「ショートの後半で4回転を入れる」ことへ
チャレンジしたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 組織・社内教育・コーチング | 06:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2980-d4f9a5c4

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT