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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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鬼速PDCA

満足度:★★★★
付箋数:26

  「断言するが、PDCAを簡単だと真顔で言う人は、
  本気でPDCAを回したことがない。
  それは簡単なPDCAしか回したことがない証拠だ。
  本気でPDCAを回したことがある人なら、
  その奥深さと難しさを肌身で知っているはずだ。
  PDCAは、そのPDCA自体も成長していくもので
  あって終わりなどない。」

PDCAは、誰もが知る古典的なフレームワーク。

社会人になって「PDCAを回せ!」と
言われたことがある人も多いでしょう。

しかし、本書の著者、冨田和成さんは、
PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、
基本だと言われているのに実践している人が
少ないフレームワークも珍しいと指摘します。

本書は、実際に回すことが難しいPDCAを
超高速で回すノウハウをまとめた本です。

  「PDCAが “前進を続けるためのフレームワーク”
  である限り、それを、高速を超える “鬼速” で
  回し続けることで、会社、部署、そして個人が
  圧倒的なスピードで成果を出し続けることが
  できる。さらに、前進していることを実感
  することで自信が湧き、モチベーションに
  ドライブがかかり、さらにPDCAが速く回る。
  これが鬼速PCDAの真髄である。」

ちなみに本書では、PDCAのPは計画(PLAN)、
Dは実行(DO)、Cは検証(CHECK)ですが、
Aは改善(ACTION)ではなく、調整(ADJUST)
としています。

日本語にするとDOとACTIONは、
どちらも「する・やる」という意味で、
混乱する人も多いので、検証結果を踏まえ、
次のサイクルに渡す調整(ADJUST)を
最後の「A」としています。

さて、一般的にPDCAがうまく回らない原因は
どこにあるのでしょうか?

  「私の感覚ではPDCAで失敗する人の50%は
  この計画フェーズで失敗している。
  失敗する原因は大きく分けて2つある。
  慎重になりすぎるか、雑になりすぎるかだ。」

そこで本書では8つのステップで、
PDCAの最大の肝となる「計画」を立てます。

  ステップ1  ゴールを定量化する(KGIの設定)
  ステップ2  現状とのギャップを洗い出す
  ステップ3  ギャップを埋める課題を考える
  ステップ4  課題を優先度づけして3つに絞る
  ステップ5  各課題をKPI化する
  ステップ6  KPIを達成する解決案を考える
  ステップ7  解決案を優先度づけする
  ステップ8  計画を見える化する

本書では、期日を決めて定量化した
ゴールのことをKGI(Key Goal Indicator)
と呼んでいます。

あと、もう1つ「計画」の段階で重要視して
いるのが「因数分解」して考えること。

ロジックツリーを使って課題を因数分解すると、
見落としを防ぎ、ボトルネックが発見でき、
KPI化しやすいなどのメリットがあります。

最初に課題をしっかり因数分解して、
仮説の精度を高めておくと、最終的に、
PDCAは速く深く回ります。

この課題の因数分解の方法についても、
本書では細かく具体例を挙げて解説します。

本書全体を通して、鬼速PDCAで回す
事例としては、わかりやすさを重視して、
「営業」と「英語の勉強」を取り上げています。

PDCAは対象を選ばないので、ビジネスでも
プライベートでも使えます。

正直、本書を読んでも、PDCA自体が
簡単になるわけではありません。

しかし、ステップ・バイ・ステップで
解説されているので、つまずく場所がわかり、
実行度は確実に上がると思います。

また、冨田さんのPDCAへの思いが強く、
読めば「動かされる」ものを感じます。

鬼速PDCAをすぐに実践したくなる、
なかなか刺激的な本でした。

この本から何を活かすか?

PDCAを鬼速で回す10のポイント

  1. 因数分解で精度の高い仮説を立てる
  2. 仮説思考、リーン思考で動く
  3. 常にインパクトの大きい課題、
   行動から着手する
  4. 行動のアイディアが湧いたらすぐに
   タスク化する
  5. 行動目標も必ず数値化
  6. ToDoの進捗管理は毎日行う
  7. こまめに検証を行う
  8. 要因分析は「思い込み」を外す
  9. 次のサイクルを迅速につなげる
  10. 小さいPDCAを同時に多く回す

また、PDCAのサイクルは、週1回ではなく、
「半週ミーティング」で回すことが、
鬼速で成長するための大きなポイントです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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