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「出る杭」は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生れないのか?

満足度:★★★
付箋数:23

  「いつの時代も本物の “出る杭” を見つけて、
  その人達を鍛えたり応援したりすることが
  重要なのは当然だ。インターネットや
  ソーシャルメディアが劇的に発達し、
  まさに今は “Wisdom of Crowds(群衆の叡智)” 
  の時代だ。一人一人の “個” の才能、生き方、
  倫理観などが最大限に尊重されねばならない。
  ましてやこれから未曽有の歴史的大変化の
  時代を迎えるに当たり、必要なのは秀でた
  個人、 “出る杭” 達だ。」

本物の「出る杭」とは、打たれても打たれても
へこたれず、自分の信ずる道を貫いて
必ず結果を出すような知的バイタリティーの
持ち主です。

ただ生意気で傲慢なだけの人とは違います。

個人だけでなく、企業でも「出る杭」はあります。

「出る杭」企業を目指して、邁進している
会社の1つがグーグルです。

グーグルは、2004年にナスダックに上場した
時に、創業者のラリー・ペイジさんと
サーゲイ・ブリンさんが書いた株主宛の
書簡の冒頭で「グーグルは普通の会社ではない」
と宣言しました。

その宣言通り、グーグルは「出る杭」企業
として、数々のイノベーションを生み、
世の中を変えてきました。

本書は、グーグル日本法人代表取締役社長を
務めた辻野晃一郎さんによる、「出る杭」の
個人や企業になるためのコラムです。

辻野さんは、前著『グーグルで必要なことは、
みんなソニーが教えてくれた
』で書いている
通り、ソニーからグーグルへ移籍した方です。

  「私は現在、自分が創業した会社を経営する
  立場だが、もともとはソニーに長く勤めていた。
  そのソニーを2006年3月に退社し、
  翌2007年4月からグーグルに入った。
  その時の第一印象として “なんだ、
  グーグルって、昔のソニーみたいだな” と
  感じたことを今でもよく覚えている。」

本書は、週刊文春に辻野さんが連載した
「出る杭は伸ばせ! 辻野晃一郎の
ビジネス進化論」をベースに再構成したもの。

週刊誌の連載コラムなので、当時起こった
出来事をソニーやグーグルで経験したことを
踏まえて解説しています。

また、書籍化に際しては、新しいコラムを
各章末に書き下ろしています。

 第1章 世界一の「出る杭」企業、グーグルが
    見る未来
 第2章 私が出会った「出る杭」なリーダーたち
 第3章 「出る杭」がいない組織は衰退する
 第4章 次々に登場する「出る杭」ビジネス
 第5章 「出る杭」企業が世界を変える

私が本書の中で印象深く感じたのは、
「アップルとソニーの分かれ道」について。

かつて、ソニーは創造的なものづくりを行い、
世界中の人々を魅了しました。

そして、辻野さんがソニーに在籍した時期は、
アップルとは良きライバル関係にありました。

しかし、現在この2社には、簡単には埋め難い
大きな差がついています。

一体、この差はどこから生まれたのか?

  「同じハードウェア製造業からスタートした
  アップルとソニーの現在の格差は、アップルが
  ジョブズの復帰後、iPodとiTunesの投入を
  起点に、 “プラットフォーマー” への転換に
  成功したことに尽きる。そしてそこには、
  これから本格的なIoTや人工知能や
  ビッグデータの時代を迎えるにあたり、
  多くの日本企業に投げかけられている
  根源的なテーマが含まれているのだ。」

辻野さんは、アップルとソニーに
格差がついた理由を述べるだけでなく、
今後の日本企業の課題にも言及しています。

この本から何を活かすか?

あなたは、自分の手元の業務が忙しい時に、
割り込みで新しい仕事を依頼されたら、
どのように対応しますか?

一般的には、「今取り込んでいるので
後にして欲しい」といった反応がありがち。

しかし、グーグルでは、そのような割り込み
依頼があっても、直ちに手元の業務を中断して、
向き合ってちゃんと話を聞いて、迅速に対応
してくれることが普通だったそうです。

この柔軟性がグーグル社員の特徴。

もちろん、割り込み依頼の話を聞いて、
「やっぱり後にしてもらう」ことも
あるはずです。

しかし、グーグル社員は、忙しい時にも、
まず話を聞いて、全体的な視点から
優先順位をつけて、対処できている
のだと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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