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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録

満足度★★★
付箋数:22

2050年には、人口の60%の人が働いていない
時代が日本にやって来ます。

ほとんどが、高齢者の社会ですが、
高齢者がそれだけ多くなると、日本の市場は、
いったいどうなるのか?

高齢者というのは、刺激を受けにくいので、
ブランドスイッチが起こりにくくなります。

ブランドスイッチとは、今飲んでいるビールを
やめて、他に乗り換えることです。

それはなぜかと言うと、高齢者の脳は、
失敗することを恐れるからです。

高齢になると、「成功したら嬉しいな」という
感覚より、今までと違う消費行動を取って、
「失敗することを恐れる」ようになります。

日本が超高齢社会になって、ブランドスイッチが
起こりにくくなると、アース製薬や日清食品
といった会社は、ずっと1位のままです。

一方、業界では6位くらいのフマキラーや
8位のエースコックなどは、2050年になったら、
食えなくなってしまいます。

日本の人口が9500万人になり、GDPも減ると、
下位の会社ほど厳しくなります。

では、業界で下位にいる会社は、これから
生き残ってことはできないのでしょうか?

そんなことはありません。

椅子取りゲームの椅子が減るのは、
あくまで日本での話し。

下位の会社は、これから椅子が増える市場に
出ていけばいいのです。

これから椅子が増えていくのは「アジア」。

椅子=GDPが増える社会に出ていけば、
生き残っていけるようになるのです。

実は、フマキラーは25年以上前から、
インドネシアに進出しています。

インドネシアで、殺虫剤の会社といえば、
フマキラーです。

エースコックはベトナムで圧倒的に一番です。

それも今から30年以上前から、ベトナムで
インスタントラーメンをつくってきたからです。

フマキラーやエースコックは、将来的に
日本市場から撤退してしまうかもしれません。

しかし、これからGDPが増える
インドネシアやベトナムでは圧倒的一番なので、
日本が超高齢化社会になっても、
潰れることはないのです。

  「若者よ、アジアのウミガメとなれ」

これが、加藤順彦さんのメッセージです。

加藤さんが言うウミガメとは、海外で起業し、
海外で名を挙げ、日本に凱旋する人。

中国ではアリババのジャック・マーさんや、
バイドゥのロビン・リーさんのような存在です。

加藤さんは、そんな存在がこれからの
日本にも必要だと説きます。

本書は加藤さんが2010年から、100回以上
取り組んできた、同タイトルの講演をもとに、
再構成したものです。

加藤順彦さんとは、日本でエンジェル投資家
として8社を上場させ、その後シンガポールへ
移住した方です。

日本を外から揺さぶり、刺激を与える存在に
なりたいと考え移住を決意したそうです。

現在はシンガポールで、日本人が起こす
企業の資本と経営に参画しています。

本書は2013年にゴマブックスから刊行された
『講演録 若者よ、アジアのウミガメとなれ』
の改訂版です。

学生の頃から起業し、ライブドアショックが
きっかけで海外に目を向けるようになり、
現在はシンガポールを拠点に、広くアジアで
起業支援を行っている加藤さん。

これまでの自身の経験を交えながら、
新しい時代を担う若者が、アジアに飛び出して
行くことの重要性を熱く熱く語ります。

  第1章 環境が人間を創る
  第2章 成長の尻馬に乗るということ
  第3章 アジアのウミガメを創る

この本から何を活かすか?

加藤さんが7年前に初めてホーチミンに
行った時の話です。

明け方、5時半ぐらいに、ものすごい数の
バイクの音で起こされました。

加藤さんは、現地の人に聞きました。

  「彼らはどこに行くんですか?
  5時半からバイクに乗って行く工場って
  どこですか?」

すると現地の方は言いました。

  「彼らは出勤しているんじゃない。
  朝が来て嬉しいから走っているんだ。
  彼らは朝が来たことを喜んでいるんだ。
  会社には歩いていってる人も多いよ」

加藤さんは、朝が来たから嬉しいという
感覚に驚き、大笑いして、その後、
じわじわと泣けてきたといいます。

そしてアジアとはとういうものなんだと
悟ったそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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