活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

自分の時間を取り戻そう

満足度★★★
付箋数:20

  「 “自分の時間を取り戻そう” 
  ―この本のタイトルは、仕事や家事、
  育児に多忙な日々を過ごしているすべての
  みなさんへのメッセージです。」

本書で、ちきりんさんが論じるのは、
自分の人生を取り戻し、これからの社会を
生き抜くための鍵となる概念の「生産性」
についてです。

仕事でも家庭でも、忙しすぎて自分の時間が
まったく持てない人は、「生産性が低すぎる」
という共通の問題があると、ちきりんさんは
指摘します。

もしくは、「生産性の概念を理解していない」
または「生産性の向上こそが問題解決に必要と
理解できていない」とも言っています。

生産性の向上とは、少ないインプットで、
多くのアウトプットを得ることですから、
単に時間短縮のことだけを言っているのでは
ありません。

時間以外の資源も含めて、あらゆる貴重な
資源を最大限に有効活用することが、
生産性の向上です。

今後の社会では、生産性が高いものが残り、
生産性の低いものが淘汰されていくため、
生産性は、生き残っていくために必要な
判断軸になっているのです。

社会派ブロガーのちきりんさんが、
ツイッターやブログで学校教育について
これまで批判してきたのは、「学校は
学びの場としてはあまりに生産性が低い」と
考えているからのようです。

また、ちきりんさんは生産性について、
日本では誤解が多く、正しく理解されて
いないと考えています。

  「生産性が高くて “よくない理由” など
  存在しません。ビジネスパーソンだけでなく、
  芸術家や福祉に携わる人、専業主婦なども
  含め、誰であれ生産性を上げて損をしたり
  しないのです。」

本書では、忙しすぎる4人の登場人物の
物語を通して、問題点を洗い出し、
生産性を上げて、自分の時間を取り戻す様を
わかりやすく伝えます。

4人の登場人物は、第一志望の会社でバリバリ
活躍する正樹、仕事と育児を両立しようと
奮闘するケイコ、リーマンショック、
ブラック企業、底辺フリーランスと苦境の
数々を経験してきた陽子、そして、起業に成功
しながらも踊り場を迎えて悩む勇二です。

本書の目的は、あくまで生産性向上の
必要性を「論じる」ことです。

生産性を向上させるノウハウを伝えることが、
目的ではありません。

ですから、今まで生産性を意識したことが
なかった方や、プライベートにおいて生産性の
向上は必要ないと考えている方が読むには
いいと思います。

本書が、考え方を変えるきっかけとなります。

一方、すでに生産性の向上につて理解している
方にとっては、「そうだよね」と同意しつつも、
「だからどうするの?」と不満が残るかも
しれません。

もちろん、本書にもインプットを制限する
方法や、無駄な時間を減らすための方法は
紹介されています。

しかし、本当に生産性を上げられなくて
困っている人にとっては、それらの方法は
絵に描いた餅であったり、現実にはできない
ことだと感じるかもしれません。

私には、生産性に関しては、
先日紹介した伊賀泰代さんの『生産性』の方が、
より具体性のある内容で参考になりました。

この本から何を活かすか?

  「やたらと長いメールを送ってくる人や、
   “とりあえずご挨拶を” と言ってくる人は、
  それだけで、生産性の概念を持たない人だと
  わかります。自分の時間の貴重さに気づいて
  いないため、他者の時間の貴重さにも無頓着
  なのです。このため生産性に敏感な人たちは、
  彼らに会う前から、 “こういう生産性を理解
  していない人とは一緒に仕事をしたくない” 
  と判断しています。」

ちきりんさんは、自分と同類の人の例として、
堀江貴文さんを挙げています。

確かに、お二人は世間からの見られ方も
共通したところがあるように感じます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 時間術 | 10:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/2935-8baf0ccd

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT