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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ワンフレーズ論理思考

満足度★★★
付箋数:23

  「論理思考の本をひも解くと、演繹法、帰納法、
  因果関係、三角ロジック、MECEといった
  ロジカルシンキング “業界” 用語があふれ
  かえっています。小難しい話に脳みそが
  かゆくなって、挫折した方も多いのでは
  ないかと推察します。何とか頑張って
  理解しても、ディベートでもしない限り、
  実際の日常生活で使えるところはほとんど
  ありません。第一、そんなものを振りまわすと
   “意識高い系だ! ” と嫌がられるのがオチです。
  多くの人が求めているのは、コンサルタントや
  弁護士が用いるような厳密なロジックでは
  ありません。」

本書で説明されているのは、形式張った
論理思考ではありません。

たった一言フレーズを加えるだけで、
話の論理展開がはっきり見えてくる
「普段使い」のロジカルシンキングです。

  「本書では、ロジカルシンキングを進めるのに
  欠かせないワンフレーズを厳選して紹介して
  いきます。あわせて、背景にある論理思考の
  考え方を解説し、日常会話でのうまい使い方
  をお伝えしていきます。
  いずれも、ファシリテーターとして長年活動
  してきた私の経験から培われたものです。」

著者は、2003年に日本ファシリテーション協会
を設立し、初代会長を務めた堀公俊さん。

紹介されているのは厳選された24フレーズです。

論理的に考えるための「基本フレーズ8」、
コミュニケーションで役立つ「応用フレーズ8」、
一段深く考えるための「実践フレーズ8」に
分けて紹介されています。

論理的とは、話の道筋が通っている状態。

10人が聞いたら、10人がわかるように、
万人が認める筋を通さなければなりません。

論理思考で用いられる道筋は、大きく
「原因系」と「目的系」に分かれます。

本書の「基本フレーズ8」の中では、
原因系、目的系、それぞれ4つずつ
代表的なフレーズが紹介されています。

 <原因系>
  根拠を明らかにする「なぜ」
  結論を導き出す「だから」
  考えを抽象化する「要するに」
  具体的に考える「たとえば」

 <目的系>
  目的を明らかにする「何のために」
  手段を考える「どうやって」
  選択肢を広げる「他に」
  優先順位をつける「中でも」

では、この中から、「だから」の使い方を
見てみましょう。

次の発言は「だから」を使っていますが、
筋が通っているようで通っていません。

いったい、どこがおかしいのでしょうか?

  「業績が高い会社に見られる共通点に、
  社員がイキイキと働いていることがある。
  だから、もっと社員を活性化させれば、
  会社の業績がアップするに違いない。」

筋が通っていない理由は2つあります。

1つ目は、社員活性化(原因)→業績向上(結果)
なのか、業績向上(結果)→社員活性化(原因)
なのか、これだけではわからないこと。

2つ目は、他に隠れた原因(第3因子)が
あるかもしれないこと。

業績向上も、社員がイキイキもその結果で
あるかもしれないのです。

「だから」は根拠と結論をつなぐ
獣妖なフレーズです。

まずは、何が原因で何が結果なかの
「因果」を見極めて使います。

更に、「これだけの根拠でそれが言えるか?」
と「他にもっと適切な結論を導くことは
できないか?」についてもチェックすることが、
「だから」を使う時のポイントです。

本書は、日経新聞電子版に堀さんが
連載したコラム「最強のロジカルシンキング」
を改題・再編集したものです。

この本から何を活かすか?

  前提を明らかにする「そもそも」

長引く会議や紛糾する議論は、
テーマがあちこちに飛んでしまい、
論点(イシュー)がハッキリしていない
ことがあります。

  「それはわかるのですが、そもそも、
  私たちは、今何を議論すべきなのか?」

脱線した議論や瑣末な話に陥りそうな時は、
タイミングを見て「そもそも」で論点に
引き戻すことが必要です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 08:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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