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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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これからのマネジャーの教科書

満足度★★★★
付箋数:25

近年、「管理職になりたくない」と考える
新入社員が増えています。

2015年に公益財団法人日本生産性本部が
実施したアンケートによると、新入社員の
48.1%が将来的に「管理職になりたくない」と
回答したそうです。

やっている本人が辛いと思うだけでなく、
傍から見ていても上司と部下にはさまれ、
辛そうに見えるミドルマネジャー。

プレッシャーも強く、業務量は多く、
責任も重い、非常に厳しい立場です。

しかし、ミドルマネジャーはマネジメント層の
中でもはボリュームゾーンであり、この層の
パフォーマンスがその企業のパフォーマンスを
決めると言っても過言ではありません。

企業の業績や将来の発展のカギを握るのが、
ミドルマネジャーなのです。

常にイキイキと仕事に取り組み、周囲からの
期待を超える活躍をしているミドルマネジャーと、
そうでないミドルマネジャーの違いはどこから
生まれるのか?

この疑問に答えるために、実際に期待を超える
成果を上げているミドルマネージャー41人に
インタビューを行い、まとめたのが本書です。

業種や職種、性別に偏りが出ないように
対象者を選定し、平均2時間程度の
インタビューを実施したそうです。

そこから期待を超えるミドルマネジャーに
共通する要素を抽出しました。

ちなみに、本書で扱うミドルマネジャーとは、
次のように定義だれています。

  「一般的に部下を持つ管理職(マネジメント層)
  でありながら、上位管理職の指揮下に配属
  されている管理職で、経営層と下位との間を
  つなぐ役目を担い、トップが示した理念や
  ビジョンを部下に伝え、目標実現のための
  戦略を推進する中間層を指す。」

それでは、期待を超えるミドルマネジャーには、
どのような共通要素があったのか?

本書では、期待を超えるミドルマネジャーは
次の3つの要素を持っていると説明します。

1つ目は、「組織で成果を出す力(スキル)」。

必要なのは、個人ではなく「組織で」
成果を出すことです。

そのためには、メンバーを効果的に動かす
ことができるリーダーシップが要求されます。

2つ目は、「仕事に対する想いの力(ウェイ)」。

この力を持つことが、「無難にこなす」から
「期待を超える」へと飛躍するキーとなります。

指示をこなすだけでは足りず、
自ら課題設定し、「こうしたい」、「こうなりたい」、
「こうあるべき」という強い想いを持つからこそ、
期待を超える成果を生み出せるのです。

3つ目は、「周囲との考えの違いを乗り越える力
(ギャップ)」です。

経営者と異なり、ミドルマネジャーは
様々なステークホルダーに囲まれ、
その中で考え方の違いを乗り越えて、
想いを実行しなければなりません。

そのためには、周囲との考えの違いを正しく
認識し、その上で違いを乗り越える解決方法を
見出す必要があります。

実は、このギャップを乗り越える力こそが、
中・大企業のミドルマネジャーに最も求められる
力なのです。

本書では、ここで挙げた3つの力を具体的に
どのようにして身につけ、その後、
維持・回復・強化に取り組むかを解説します。

後半では、インタビューを行った41人の
中から7人の事例を詳細にレポートします。

 第1章 ミドルマネジャーとは何か
 第2章 期待を超えるミドルマネジャーを
    生むメカニズムと3つの力
 第3章 期待を超えるミドルマネジャーの
    自己変革力
 第4章 期待を超えるミドルマネジャーで
    あり続けるために
 第5章 7人の事例に学ぶミドルマネジャーの
    自己変革力

個人的には、ミドルマネジャーの本質を捉え、
非常によくまとまった本だと思います。

現在管理職の方やこれから管理職になる方には
オススメしたい本の一冊です。

この本から何を活かすか?

本書で最も強調されているのは、
ミドルマネジャーの「自己変革力」です。

ビジネス環境が激変する現代においては、
環境の変化に順応しながら、自分を変えていく
高いアダプタビリティーが求められます。

そのためには、次の3つの思考プロセスで
自己変革することが勧められています。

 ステップ1. 「自己認識」を深める
 ステップ2. 自分にとって「都合のよい解釈」
       をし、次にやることを決める
 ステップ3. 自分のとった行動や置かれた
       状況に基づき「持論形成」する。

本書では、この思考プロセスのことを
「自己解釈レンズ」と呼び、このレンズを
通して自己変革すると説明されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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