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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ! ?

満足度★★★
付箋数:23

株式会社オトバンクの上田さんより
献本いただきました。ありがとうございます。

これまで、「浮かんでは消え」を何度も
繰り返してきた、日本におけるカジノ構想。

経済波及効果が期待されたカジノですが、
パチンコ業界とその利権に絡む国会議員の
猛反発で、その構想は葬られてきました。

しかし、2016年秋の臨時国会でカジノ等施設の
推進法案を含む議員立法が審議に入り、
日本でのカジノ実現が、一歩動き出しました。

マスコミでは、カジノへの関心を測るために、
「あなたは、カジノができたら行きたいですか?」
といったアンケートを採ることがあります。

実はこの問い自体が、カジノのことを
よくわかっていない証拠です。

日本になかったアトラクションができたら
普段はギャンブルをしない人でも、
一度は行ってみたいと考えるのは普通のこと。

しかし、カジノは外国資本を導入し、
外国人を楽しませ、自国民のカジノ入場には
高額な入場料を課して規制するもの。

つまり、国家も国民も痛まずして、
外国人にお金を落としてもらう仕組みで、
自国民向けのカジノはありえないのです。

さらに、日本で導入が滞っているうちに、
世界のトレンドは、カジノから「IR」へ
大きく変貌をとげました。

IRとはIntegrated Resortの略で、
カジノを含む統合型リゾートのこと。

あなたは、カジノとIRの違いがわかりますか?

  「カジノとIR。それは、似て非なるもの
  であり、このふたつにおける成り立ちや
  目的の違いをはっきりと認識していなければ、
  日本での成功の目はないだろう。
  だが、これまで反対の声を上げ続けてきた
  一般市民はもちろんのこと、法案を推進する
  人々ですら、 “カジノ=IR” という誤った
  認識を持っているのが現実のように思う。」

IRはカジノを一部に含むものの、ホテルや
レストラン、ショッピングモール、会議施設が
大部分を占める、家族連れをはじめ多くの
人々が楽しめる複合観光施設です。

薬物や犯罪、依存症が蔓延するダーティーな
イメージのカジノとは異なります。

このIRを初めて作ったラスベガスの企業に
投資して、IRが発展するきっかけを作ったのが、
ソフトバンクの孫正義さんでした。

本書では世界のカジノとIRを実際に
見てまわった高城剛さんが、その成功例と
失敗例を詳細にレポートします。

そこから日本経済活性化の起爆剤となり得る
IRが成功するポイントを考えます。

アジアで、カジノが有名なのはマカオですが、
IRで最も成功したはシンガポールです。

シンガポールはIR施設がオープンしてから、
短期間で外国人観光客数を伸ばし、
観光収入を3倍に増やすことに成功しました。

しかも、そのアイディアは、石原都知事時代に
考えられた「お台場カジノ構想」がベースに
なったものでした。

  「日本がかつて企画したカジノ構想、
  すなわちアジアにおける本格的なIR戦略は、
  日本の実業家が買収した資金で始まり、
  日本の知事が中心となって始めたアイディア
  なのだ。それにもかかわらず、
  シンガポールに持って行かれてしまった
  ものであり、今こそ取り返し、彼ら以上の
  ものをつくるべきではないか、と僕は考える。
  そのためには、IRをカジノと混同することなく、
  その本質を正しく理解することが、
  何よりも必要だ。」

この本から何を活かすか?

世界のカジノとIRを見てまわった高城さんは
日本にどのようなIRを構想するのか?

  「僕なら、世界最高レベルの食と
  ホスピタリティを誇る日本だからこそできる、
  斬新なレストランをずらりと並べるだろう。
  また、連日連夜フリーライブを行い、
  音楽業界に一石を投じるのもいいだろう。
  さらに、ラスベガスにあるような噴水ショーを
  遥かに超えるスケールで、5000台のLEDを
  搭載した小型ドローンを使ったデジタル花火や、
  シルク・ドゥ・ソレイユをさらに推し進め、
  人とロボットが一体化したスペクタクルな
  サイバネティックス・オペラショーも
  面白いだろう。」

フリーライブやドローンが入っていることが
高城さんらしい発想です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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