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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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アイデアソン!: アイデアを実現する最強の方法

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、「アイディアソン」をご存知ですか?

アイディアソンとは、最近注目されるように
なったアイディア創出のメソッドです。

リクルート、ソニー、ヤフー、富士通、
パイオニア、NTTドコモなどの企業でも
実際に活用されています。

アイディアソンは、「アイディア」と
「マラソン」を合体させた造語。

もともと1999年頃にITエンジニアやデザイナーが
始めた「ハック」と「マラソン」を組み合わせた
「ハッカソン」というイベントがありました。

ハッカソンは、1日~1週間の短期間で集中して、
新しいサービスやシステム、アプリケーションを
共同で開発して、成果を競い合うイベントです。

そのハッカソンからアイディアの創出の部分
だけを切り出したのがアイディアソンです。

アイディアソンの醍醐味は、多様な人が集まり、
価値創造に向けて共創するところにあります。

スポーツのような爽快感と苦しさを
味わえることも魅力の1つ。

アイディアソンとは、多様な主体が主体的に
集まり、主体間の相互作用を通じて、
課題解決に向けたアイディアの創出を目指す
共創の場なのです。

  「本書は、アイディアソンとはいったいどんな
  もので、日本国内でどのような展開がなされて
  いるかを紹介するとともに、筆者らの実戦経験
  に基づき、アイディアソンを実践する際に
  ポイントとなる視点や課題、活用される
  主要なメソッドを紹介する。
  これまでにないアイディアで新たな価値創造を
  目指すすべての読者に、少しでも役立つことを
  期待したい。」

著者は高知大学地域協働学部専任講師の
須藤順さんと、エイチタス株式会社代表取締役
の原亮さん。

お2人とも、日本でのアイディアソン普及に
尽力し、実際に多くのアイディアソン運営に
関わってきた方です。

ところで、アイディアを出すための手法や
ワークショップはこれまでも存在しましたが、
なぜ、アイディアソンが注目されるように
なったのでしょうか?

その背景には、これまでの成功モデルや知識、
経験が通用しなくなった社会構造の変化が
あります。

特に、オープンクリエーションへの注目、
コ・クリエーションへの期待、
社会価値起点への発想転換などが重要視
されるようなりました。

アイディアソンは、これらの条件を満たし、
「いつもの人」の「いつもの会議」から
脱却し、分業から共創へシフトできる
手法として注目されるようになりました。

そこには参加者の多様性を受け入れ、
アイディアを可視化し、集合知を活用できる
特徴があります。

本書では、アイディアソンを知るだけでなく、
実際に運用することを想定して、主催者側が
押さえておかなければならないポイントを
挙げています。

 1. インプットにより情報をいかに正確に
  提供できるか
 2. ゴールの位置づけ
 3. 目的に応じたアイディア創出手法の
  選択と組み合わせ
 4. フォローアップ
 5. 小さななゴール設定と発想転換の促し
 6. 参加者の多様性確保
 7. 参加者間の仲間意識の醸成

こうしたポイントを押さえつつ、本書では
アイディアソンの企画から運営方法までを
詳細に解説します。

また、本書には実際にアイディアソンが
行われた16ケースの実例も掲載されています。

アイディアソンで扱えるテーマは多様なので、
自分が実施したいケースに近いものを探して、
参考にすることができます。

本書で、初めてアイディアソンを知った方でも、
読み終える頃には、きっと自分でも参加したり、
運営したくなることでしょう。

この本から何を活かすか?

本書の後半では、アイディアソンで活用される
メソッドやワークシートが紹介されていました。

紹介されている15の手法は、アイディアソンを
実施しなくても、単品のアイディア出しの手法
としても活用できそうです。

個人的には「カスタマージャーニーマップ」の
作成手法が参考になりました。

わずか4ページの中に、写真付きでコンパクトに
まとめられていて、非常にわかりやすかった。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| アイディア・発想法・企画 | 06:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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