活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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雑談力

満足度★★★★
付箋数:25

  「 “百田さんの話はとにかく話題が豊富で
  多岐にわたっている。初めて聞く話も多いけど、
  知っている話でも、その中に毒とユーモアが
  あって、どんどん聞けてしまう。
  僕もその秘訣を知りたいです。” 
  私はこう見えても極めてお世辞に弱い
  タイプです。というわけで、おだてられた
  ブタが木登りに挑戦するように、
  百田式の “面白い話をする方法” のような
  ものを書いてみることになりました。」

百田尚樹さんと言えば、『永遠の0』や
海賊とよばれた男』などを執筆した
大ベストセラー作家です。

しかし、そんな小説家の百田さんですが、
実は「書くことよりも喋る方が100倍も好き」
とのこと。

そして、喋るのが好きなだけでなく、
その話が抜群に面白い。

それに目をつけたPHP研究所の編集者が、
百田さんを口説いて、「面白い話をする秘訣」
を書いてもらったのが本書です。

  「本や新聞を読む時も、テレビを見る時も、
  人の話を聞く時も、 “面白いと思えば、
  それを覚える” という気持ちをもちましょう。
  そういう気持ちでいると、情報の頭への
  入り方がまったく違ってきます。」

面白い話ができる人は、普段からネタ収集を
意識して、いつでも披露できるストックを
持っているのです。

百田さんが、ツイッターで見つけた
お気に入りのネタの1つがこちら。

  ある人が公衆トイレの個室に入って腰を
  下ろした途端、隣の個室から「元気か」
  と声がかかります。

  彼は戸惑いながらも「はい」と答えます。

  すると、「それは何よりだ」と言われたので、
  彼も「どうも」と返します。

  隣の人がさらに「今、何してる?」と
  訊いてきたので、彼は「トイレだけど」
  と答えます。

  すると急に隣は静かになります。
  そして小さな声が聞こえてきました。

  「隣のトイレに、おかしな奴がいるから、
  また後で電話するわ」

まるで、お笑いコンビのアンジャッシュの
ネタのような話ですね。

こんなネタを常にインプットしておくのも、
それは「人を楽しませたい」という気持ちが
あるからです。

話し好きの人の中には、自分の話しか
しない人もいますが、そういう人は
「人を楽しませたい」という気持ちが
ほとんどありません。

テクニックよりも、この気持を持って
いることが、面白い話をするための
一番の秘訣のようです。

ただし、話題は相手が興味を持ちそうな話
ではなく、自分が関心を持つ話題を選びます。

自分が夢中になった話は、他人も面白がる
もので、自分が面白がらなければ、
他人だって面白がって聞いてくれないのです。

自分の興味を持つ話題を熱く語る面白さを
うまく利用したのが「アメトーーク」などで
披露される「◯◯好き芸人」なのでしょう。

  ・質問から入る
  ・常識を揺さぶるような話から入る
  ・意外なオチは記憶に残る
  ・スポーツ選手の凄さを伝える時のコツ

本書では、百田さんの使う面白い話をする
様々なテクニックが披露されていますが、
残念ながら、あまりそのテクニックは
印象に残りません。

なぜなら、題材として紹介されている
百田さんの雑談ネタがあまりにも面白いから。

本書は雑談ネタの宝庫になっているので、
その中から、いくつか覚えて、
自分でも披露できるようになりたいものです。

この本から何を活かすか?

先日紹介した土井英司さんの
一流の人は、本のどこに線を引いているのか
の中では、読む価値がある本選びのコツとして、
「著者が “専門外” を書いていたら避ける」
という項目がありました。

百田さんは、ストーリーを作る専門家では
ありますが、「喋り」の専門家ではありません。

ですから、本書は土井さんの当たり本を
選ぶコツの、例外に当たる一冊だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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