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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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賞味期限のウソ

満足度★★★★
付箋数:26

あなたは、食べ物の「賞味期限」を守る方ですか?

ご存知の方も多いと思いますが、食品に表示
される期限には、「賞味期限」と「消費期限」の
2種類があります。

本当に気をつけなければならないのは、
「食べても安全な」期限を示す「消費期限」です。

これに対して、「賞味期限」は、
「おいしく食べられる」期限の目安に過ぎません。

しかも、ほとんどの賞味期限は、本来のおいしく
食べられる期間より2割以上短く設定されています。

ですから、弁当や惣菜などの「消費期限」は
きっちり守り、その他の食品の「賞味期限」は、
過ぎたからといってすぐ捨てずに、においを嗅ぐ、
目で見るなどして、状況を確認してから、
捨てるかどうかを判断する必要があります。

「賞味期限をちょっと過ぎたからといって、
すぐに食べられなくなるわけではないことぐらい、
常識だ」と思っている方でも、スーパーや
コンビニで、製造日の最近のものがいいと思って、
商品を棚の奥から取ったことはありませんか?

頭でわかっている方でも、知らないうちに、
「賞味期限」の呪縛に縛られている
可能性があります。

実は、日本で出る「食品ロス」の約半分は
家庭から出たもので、その3分の1は、
「まだ食べられるもの」なのです。

本書は、賢く判断して「食品ロス」を少しでも
減らすための本です。

著者は、食品ロス問題の専門家で、
消費生活アドバイザーの井出留美さん。

本書のタイトルは刺激的ですが、企業や
特定の誰かを一方的に批判する本ではありません。

あくまで食品ロスを減らすために、一人ひとりが
できる懸命な判断や行動を促す本です。

  「日本の卵の賞味期限は、 “夏場に生で食べる”
  のが前提で、パック後14日間(2週間)と
  設定されています。でも、気温が低い
  (10度くらい)冬場であれば、産卵から57日間、
  つまり2ヶ月近くも生で食べられます。
  しかも、 “生で食べる” のが前提だから、
  賞味期限が過ぎていても、加熱調理すれば、
  十分食べられるのだそうです。
  ご存知でしたでしょうか。私は恥ずかしながら、
  つい最近まで知りませんでした。」

専門家として、「~はダメ」と上から目線で
語るのではなく、井出さん自身も一般消費者の
目線で語っているので好感が持てます。

食品ロス問題の専門家として、各種データを
用いて解説しながら、日本人の持つ
賞味期限に対する思い込みをなくし、
個人が「今日からできること」を示しています。

  「本書を読んで、みなさんに行動を移して
  いただきたいのは、 “賞味期限が近づいている
  食べ物を買う” そのことに尽きます。
  もちろん、一人ひとりの健康状態や食べ物の
  嗜好、食べ物を消費する速度、ライフスタイル、
  世帯の人数によっても事情は違ってくるし、
   “賞味期限内のものだからすべて安心” 
  というわけでもありません。
  それでも、これまでなんでもかんでも棚の奥の
   “賞味期限が遠い日付のもの” を選んでいた
  人が、そうでないものを買うだけで、
  世の中が変わります。」

スーパーで割引シールが貼られている商品を
買うことは、恥ずかしいことではなく、
むしろ食品ロス問題に貢献しているのです。

パーティーや宴会で出た料理が余った場合、
ドギーバッグに詰めて持ち帰るのは、
賤しい行為ではなく、無駄な食品廃棄物を
少しでも減らす立派な行為なのです。

  第1章 賞味期限のウソ
  第2章 「これ食べられる?」を自分で
     判断する8つのポイント
  第3章 捨てるコストはあなたが払っている
  第4章 あなたは、あなたが「買うもの」
     でできている
  第5章 食べ物をシェアする生き方

我が家では、賞味期限を過ぎた食べ物は
私のところに回ってくるシステムなので、
比較的に食品ロスは少ない方だと思います。

それでも、スーパーで棚の奥から買うことも
あったので、本書で考え方が変わりました。

個人的には、食品ロスを減らすために、
多くの人に読んで欲しい本だと思います。

この本から何を活かすか?

薄味ヘルシー食品は日持ちしない

  「健康のために食塩摂取量は抑えることに
  こしたことはありませんし、冷蔵・冷凍設備の
  発達により、食品の保存を塩蔵に頼らなくれも
  よくなってきました。ですが、その分、
  食品の保存性そのものは落ちます。
   “薄味のものは、日持ちがしない” 。
  そう頭に置いて、すぐに食べきる、
  冷蔵・冷凍するなどの工夫をしましょう。」

健康志向も行き過ぎないよう程々に。
食品ロスが出ないよう、考える必要がありそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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