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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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伝わるプレゼン資料作成

満足度★★★
付箋数:19

インプリメント株式会社の取締役社長で、
本書の著者、木村博史さんは、わかりやすい
プレゼン資料には3つの共通点があると言います。

1つ目は、資料に1本の筋があること。

まるで焼鳥に串が刺さっているように、
各スライドが1本の筋で貫かれていると、
プレゼンを面白くするための話題を入れても、
主題はブレずに進行します。

2つ目は、デザインがでしゃばらないこと。

プレゼンを補完する役割がしっかりと
演じられていることです。

必要な情報だけがあり、必要以上に目立つ
デザインにならず、話し手を主役に引き立てます。

3つ目は、しっかり伝えるべきことを
伝えていること。

時にはハッキリ、時には暗喩で、
時には行間を読ませるように。

方法はさまざまでも、伝えるべきことが
わかるので、モヤモヤ感がありません。

この3つの伝わる資料のエッセンスを念頭に
書かれたのが本書です。

本書は、伝わりやすいプレゼンを行うための、
パワポ資料作成のテクニックを紹介した本です。

  「上手なプレゼンテーション資料やプロが
  つくるプレゼンテーション資料は、目的が
  ハッキリしていて表現が効率的です。
  そのためには、まず伝えるべきことを大枠で
  しっかりと把握し、それをプレゼンテーション
  資料に細かく表現していくことが大切です。」

「大きな整理から小さな仕掛けへ」がコツ。

本書でもこの流れに沿って解説されています。

 Chapter1 資料をつくる前にデザインすること
 Chapter2 文字・色・カタチで伝えるしくみ
 Chapter3 伝わる資料の構成術
 Chapter4 プロ流 成功に導く魔法のテクニック

大きな整理をするには「3つのW」を決めます。

最初に決めるのは、「誰に(=Who)」です。

この「誰」をしっかり決めることが、
わかりやすいプレゼンをするための第一歩。

プレゼンの対象が特定の相手に
決まっていれば、その属性を調べます。

もし不特定多数を対象としたオープンな
プレゼンなら、自分で伝えたい相手を
想像してつくります。

相手の年齢・性別・役職・部署などが
決まれば、それを意識した伝え方をします。

次に決めるのは、「どこに(=Where)」。

これはゴール設定のことで、相手に何を
して欲しいのかを明確にします。

本書では、プレゼンのゴールを「告知型」、
「啓蒙型」、「拡散依頼型」、
「ゴールアシスト型」、「クロージング型」
の5つに分類しています。

最後に決める軸は、「何を(=What)」です。

ターゲットを設定し、ゴールが明確になったら、
それらをつなぐ「何を」を決めます。

ここでのポイントは、いかに聞き手に
自分で考えてもらい、話し手が意図する
ゴールにたどり着いてもらうかということ。

そのためには、話が突然ワープしたり、
横道にそれたりせず、相手の思考の道順に
沿って、うまく誘導する必要があります。

それがプレゼンのシナリオであり、
組み込まれるストーリーです。

ここでは、本書の冒頭で解説されている
大枠のつくり方の考え方を紹介しましたが、
本書では後半に行くに従って、資料づくりの
かなり細かなテクニックも登場します。

実際に資料作成する順番で、図解付きで
解説されているので、初めてプレゼンをする人、
プレゼンが苦手な人には、丁度よいガイドに
なっていると思います。

この本から何を活かすか?

  プレゼン資料に「ティザー」を組み込む。

ティザーとは、「焦らし」のテクニックです。

見えそうで見えないものには誰でも
興味が湧きます。

この手法は広告でもよく使われていて、
「詳しくはWebで!」などのコピーも
その1つです。

プレゼンのスライドでは、紙芝居のように
焦らしながら展開することで、
聞き手の関心を集めます。

そのためには、スライドを2つに分けます。

前フリの「知りたいと思わせるための情報」と
その後の「結果」のスライドです。

ただし、あまり奇をてらい過ぎて、
聞き手に理解できないティザーにならないよう
注意して組み込まなければなりません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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