活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

考える力がつく本

2016年11月05日
ノウハウ本 0
満足度★★★
付箋数:22

  「本書では、考える力を身につけるためには
  どうすればいいのか、私の経験をもとに
  実践的な方法をご紹介していきます。
  本、新聞、ニュース番組、雑誌、ネット。
  これらの特性の違う媒体をうまく使い分ける
  ことができれば、あなたのビジネスも生活も
  今よりスムーズに運ぶはずです。
  何より、ものの見方、考え方が変わって
  くるので、あなた自身が “視野が広がった”
  と自分の変化に驚くでしょう」

本書はタイトルが「考える力がつく本」と
なっていますが、メインで解説されているのは、
池上彰さん流の「インプット術」です。

なぜなら、考える力を養うためには、
インプットを増やすことが欠かせないからです。

そもそも「考える」とは、無から有を生み出す
ことではありません。

あくまで自分の中にある情報をもとに、
自分なりの結論を導き出す作業です。

ですから自分の中にインプットされた情報が
何もなければ、そこからのアウトプットも
できないのです。

質の高いアウトプットをするためには、
一定量のインプットが不可欠。

ただし、やみくもにインプットを増やしても
考える力がつくわけではありません。

必要なのは、アウトプットを前提にした
インプットです。

  「 “知識が身についたかな” と思えば、
  ぜひそれを誰かに伝えてみてください。
  実際に伝えてみようとすると、
  きっと思いのほかうまくいかないはずです。
  そこで “なぜだろう” と考える。
  必要だと思えば、さらに周辺情報を
  調べていく。たぶんこれが重要なのです。」

また、池上さんは新しいキーワードで、
知らない言葉が出てくると、
まずその意味や由来を調べるようです。

例えば、最近よく耳にするキーワードの
「ドローン」。

深く考えずに、単にドローンという名前の
ものだと思っている人も多いのでは
ないでしょうか。

ご多分に漏れず、私は完全にそういう
名前の製品だと思っていました。

ドローンとは、ブーンという蜂の羽音の
ような音のことを言うようです。

転じて、そんな音を出しながら飛行する
小型無人飛行機を指すようになりました。

こうした由来をちょっと知っているだけで、
腹落ち感が違います。

言葉の由来や語源を知ると、
「そうだったのか」という驚きがあるので、
さらに興味が湧き、より深く知ることが
できるのです。

また、こうして知った由来や語源について、
相手は知らないのではないかと自問自答して、
伝える相手への想像力を持つだけで、
一段と考える力が深まるようです。

本書では、池上さんが普段から行っている
いろいろなメディアからの情報収集術が
公開されています。

その中でも、池上さんが最も情報収集に
役に立つと考えるのが「本」です。

  「これまで、新聞、雑誌、ネット、人、
  と私のさまざまなインプットの仕方を紹介
  してきました。ですが、最もインプットに
  役立っているのは、やはり本です。
  私はわからないことがあると、
  その分野の本を何冊も買ってきます。
  たくさん読んで徹底的に勉強するのです。」

本書の後半は、企業のトップに上りつめた
著名なリーダーたちへのインタビューが
掲載されています。

池上さんは対談の中で各リーダーに、
「これまでどのような本を読んできたか」を
聞いています。

このパートはビジネス雑誌「プレジデント」に
連載された記事からの転用です。

この本から何を活かすか?

本音を言わない人から情報を引き出すには、
「相手に仮説をぶつける」ことが有効。

これは池上さんが記者として警察回りを
していたときに学んだテクニックです。

「最近どうですか?」とか「何か変わった
ことはありませんか?」と聞いても、
「ないよ」と言われておしまいです。

そこで自分なりの仮説を立てて、
相手にぶつけ、その時の表情から
本音を読み取るようです。

確かに、刑事ドラマなどで記者が
カマをかけるシーンは見かけますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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