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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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「良い質問」をする技術

満足度★★★
付箋数:24

優秀な人と、そうでない人の差は何か?

もし、このような質問をされたら、
本書の著者で、エグゼクティブコーチの
粟津恭一郎さんは、「質問の差である」
と答えます。

例えば、社長になるような人は、
「自分が社長だったら、どうするか?」
「自分が社長なら、この問題にどう対処するか?」
という質問を、他の人よりも多く、
自分自身に対して投げかけているようです。

普段それほど意識することはありませんが、
私たちの会話の多くは、「質問」とその「回答」
で成り立っています。

そして、「質問」には、「自分と周囲の人々の
人生をより良い方向へ変える大きな力」が
あると、粟津さんは説明します。

  「質問を変えれば、行動も変わる」

ただし、質問には、そういった「良い質問」
だけでなく、相手を萎縮したり、人間関係を
悪くする質問もあります。

本書では、「どれだけ答えたくなるか」と
「どれだけ気づきがあるか」の2軸で2×2の
マトリックスを作り、質問を4つに分類します。

まず、「答えたいけれど、気づきが少ない」
のが「軽い質問」です。

これは、相手との関係を良くする質問です。

成功体験などを聞くと、「軽い質問」に
なりやすく、相手からの情報収集ができます。

次に、「答えにくく、気づきも少ない」のが
「悪い質問」です。

この質問は、相手との関係を悪化させ、
行動にもつながらず、ネガティブな印象だけを
与えます。

相手との関係に配慮せず、マイナスの表現が
含まれると、「悪い質問」になりがちです。

自分の価値観を押しつけたり、相手を
追い詰めるような質問もこれに該当します。

3つ目が、「答えたくはないけれど、
気づきにつながる」、「重い質問」です。

この質問は、相手にとっては考えたくない
ことですが、他責から自責へと気づきを
促すことができます。

「重い質問」をするときには、
質問の「目的」が共有されていなければ、
「悪い質問」になってしまうので、
注意が必要です。

最後に、「思わず答えたくなり、
新しい気づきも与える」のが、
本書が目指す「良い質問」です。

「軽い質問」を気づきをもたらすように、
あるいは、「重い質問」を答えたくなるように
変えたもの。

その特徴を一言でいうと「本質的」な
質問となります。

ただし、「誰にとっても良い質問」はないので、
相手によって内容を吟味しながら、
もっと響く内容は何かを考えて、
個別にカスタマイズしなければなりません。

粟津さんも、エグゼクティブコーチの
駆け出しの頃、良い質問のデータベースを
作ろうとしたことがあったそうです。

ところが、実際に使ってみると、ある人には
良く効いても、別の人にはまったく響かない
こともあり、「良い質問」は個別対応である
ことを実感したようです。

個別対応とは言っても、「良い質問」を
するコツや、作り方にはノウハウがあるので、
その点については本書の後半で、
シッカリと解説されています。

本書は、エグゼクティブコーチとしての
粟津さんの経験が詰め込まれた本だと思います。

  第1章 質問はなぜ重要なのか?
  第2章 質問は四つに分けられる
  第3章 「良い質問」をするコツ
  第4章 「良い質問」の作り方

この本から何を活かすか?

本書は、質問の「フレーム」については、
かなり丁寧に解説されていますが、
紹介されている具体的なフレーズは、
それほど多くありません。

そこで、先日、当ブログで紹介した
谷原誠さんの『「いい質問」が人を動かす』と
併せて読むといいと思います。

それぞれの少し足りないところを補い合います。

この2冊を揃えておけば、質問に関しては、
万全の体制と言えるでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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