活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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給料戦争

満足度★★★
付箋数:21

本書は、経営コンサルタントの竹内謙礼さんと
公認会計士の青木寿幸さんのコンビによる
大好評「ビジネス戦略ノベル」シリーズの第5弾。

第1弾の『会計天国』では、決算書と会計知識を
学びました。

第2弾の『戦略課長』では、事業計画書や
経営戦略の立て方から、投資のルールまでを
学びました。

第3弾の『猿の部長』では、実践的な
マーケティング戦略を学びました。

第4弾の『貯金兄弟』では、貯金からローン、
保険、老後資金までのマネー戦略を学びました。

そして、第5弾の本書で学ぶのは、
会社員必須のキャリアアップの秘訣です。

税金と社会保険制度、給与体系、人件費削減、
転職、出向、人事評価制度などがトピックです。

このシリーズ、学べる内容もさることながら、
物語の面白さが秀逸。

今回も、笑いながら読めて、思わずホロリと
させられ、最後は笑顔で終わります。

主人公は、辻屋食品で営業課長をつとめる
浅野敬一、34歳。

非常にお人好しで、ちょっと間の抜けた
サラリーマンです。

出世競争に勝つために、上司に媚びを売ったり、
同僚を出し抜いたりできない性格。

上司から無理やり押しつけられて、
東南アジアのラオスに出張していましたが、
休日にレンタルバイクでバローンの滝まで
ツーリングしてた際に、ある男性と遭遇します。

滝壺から浮かび上がってきた衰弱した男性を
浅野が見つけ、助けたのが2人の出会いです。

助けた相手は、1945年の終戦間際から
タイムスリップしてきた日本兵の花沢武でした。

2人は、日本に戻り一緒に暮らすことになります。

この2人に、浅野の恋人で社会保険労務士の
倉田由美子を加えた3人の会話を軸に、
ストーリーは進行します。

会社の仕組みを学ぶ上での先生役が由美子で、
生徒役が浅野と花沢という構図です。

花沢は、熱い性格で天然も入っていますが、
旧日本兵の視点で、現代の会社の制度に
ツッコミを入れるのが、本書の肝になっています。

辻屋食品では、同期入社でエリートの
椿山良介が本部長に昇進し、浅野の上司になります。

この椿山が、性格の悪い敵役です。

 第1章 基本給は25万円なのに、手取り額が
    20万円ちょっとになる理由
    ―税金と社会保険料はどういう計算で
     差し引かれるのか
 第2章 サラリーマンが、給料を上げるために
    絶対にやるべき5つのこと
    ―会社に必要な人材であるとアピール
     しなければ、給料は上がらない
 第3章 会社の業績を回復させるためには、
    人件費の削減も必要
    ―社員のモチベーションが下がらない
     リストラの方法
 第4章 転職する95%の人が失敗してしまう理由
    ―転職に成功して、キャリアアップ
     するためのコツ
 第5章 買収した子会社への転籍は、
    栄転か? 左遷か?
    ―転籍と出向、そのメリットとデメリット
     を冷静に分析する
 第6章 社員が自分の給料の決定プロセスを
    知らない会社は儲からない
    ―社員が納得できる人事の評価基準を
     導入する

34歳の浅野が課長の割には、もの知らなさ過ぎ
という印象を受けますが、ストーリーの面白さは、
折り紙つきの一冊です。

この本から何を活かすか?

由美子は飲み屋の席で、浅野と花沢に
サラリーマンが給料を上げる方法を示します。

  1. 会社に利益をもたらすこと
  2. 組織を作って、その中核になること
  3. 上司に信頼されること
  4. 自分の目標を持つこと
  5. チャレンジすること

ここでは、会社での組織と、旧日本陸軍の組織を
比較しながら、日本が戦争で負けた原因までを
学べるところが興味深い。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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