活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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超チーム力

満足度★★★
付箋数:22

100人の開発者からなるソフトウェアの
開発グループが、急にあなたに与えられました。

そして、きわめて重要なプロジェクトが
割り振られました。

あなたは、次のどちらの方法を選択しますか?

 A) 優れた進行管理やリーダーシップなどを
  駆使して、100人全員でプロジェクトに取り組む。

 B) このプロジェクトに取り組むことに前向きで
  最も優秀な7人をグループ内から見つけ出し、
  プロジェクトに取り組んでもらう。
  残り93人を解雇し、節約した金を使って、
  7人が本当に希望・必要とする最高のツールや
  環境を提供する。
  さらに残った金は、7人がより楽しく、
  気持ちよく仕事に取り組めるように使う。

実際にできるかどうかは別にして、
シナリオBは非常にチャレンジングで
魅力的な選択肢です。

  「仕事の量は、完了のために与えられた時間を
  すべて満たすまで膨張する。」

これは、1955年にイギリスの海軍史家
シリル・ノースコート・パーキンソンさんが
提唱した「パーキンソンの法則」です。

時間は人員とも考えられるので、
組織の人数は、なすべき仕事量に関係なく、
増える傾向にあるということです。

果たして、あなたのチームは、割り当てられた
仕事に対し、適切なサイズでしょうか?

  「チームは、人間の私生活と社会生活の
  大部分を構成するものだ。成功と幸福を手に
  するために、人はチームに頼ることになる。
  しかしながら、そのチームについてわれわれが
  深く考えることはめったにない。
  おかしな話ではないだろうか。
  チームは人間の生活の基盤になるものにも
  かかわらず、主に運、偶然の出来事、
  環境によって形成されることが多く、
  意図的に作られることはほとんどないのだ。」

本書は、「勝てるチーム」を作るための本。

これまで経験にたよって行われてきた
チームビルディングを、数多くの事例から、
科学的に検証します。

著者は、フォーブス誌の発行人で
起業家のリッチ・カールガードさんと、
ジャーナリストのマイケル・S・マローンさん。

お二人は、本書で次のようなアイディアを
検証します。

 ・人種やジェンダーの多様性に関する、
 科学的に正しい答えとは?

 ・認知的多様性が最も高いパフォーマンス
 向上につながる理由。

 ・チーム内の関係の至福点を見つけ、
 生産性を三倍向上させる方法。

 ・画期的な成功を遂げる確率が、
 1人の天才よりも、小さなチームのほうが
 40%も高いわけ。

 ・チームにとって魔法のサイズが7(±2)人、
 150人、1500人である理由。

ちなみにチーム150人とは、イギリスの人類学者、
ロビン・ダンバーさんが提唱した「ダンパー数」
として知られる人数です。

人間にとって、150人が、それぞれと安定した
関係を維持できる人数の認知的上限とする考え。

ダンパー数は、この150以外にもあります。

 3~5人 : 最も親密な友人関係を築ける人数
 12~15人 : 誰かが死んだときに、深く嘆き悲しむ
      友人や家族の数。
 50人 : オーストラリアのアボリジニや
    アフリカ南部のサン人が移動するときの
    平均的な規模に相当
 150人 : 最も有名なダンパー数。

本書は、実用性の点では若干微妙ですが、
読み物としては面白く、チームビルディングに
おいて、新たな視点を与えてくれる本です。

この本から何を活かすか?

チームワーク理論の第一人者である
メレディス・ベルビン博士は、
4~6人の小規模のチームこそが、最もうまく
チーム機能する「スィートスポット」だと
主張しています。

そして、チームが発する文化的なメッセージは、
人数が増えるたびに変わるようです。

 4人 : 私たちはバランスの取れたチームであり、
   合意形成を得意とします。

 5人 : メンバーのうち1人が異質な存在である
   傾向があります。

 6人 : 合意形成には時間がかかりますが、
   最後には必ずたどりつきます。

 7人 : たくさんの結果を生み出しますが、
   一貫性がありません。

 8人 : メンバーは自由に話をしますが、
   誰も人の話を聞きません。

 9人 : 誰かが指揮をしてくれれば、
   うまくいくチームです。

 10人 : 1人のリーダーが出現しますが、
    リーダーのアイディアは平凡な
    ものばかりです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 組織・社内教育・コーチング | 06:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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