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100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減

満足度★★★
付箋数:20

飛鳥出版社の江川さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「昔の人は、よく “匙加減” という言葉を
  使いました。元来、薬の量を測るときに用いた
  言葉が転じて、あらゆる場面で使われるように
  なったようです。
   “心の匙加減ほど、むずかしいものはない” 
  100歳を迎える今も、心は百人百様である。
  そう痛感しています。」

本書は、2016年11月で100歳となる現役精神科医の
髙橋幸枝さんが、「心穏やかに生きるための
ヒント」をまとめた本です。

1916年生まれの髙橋さんは、高等女学校を卒業後、
海軍省のタイピストとして勤務しました。

その後、縁あって中国・北京に渡り、日本人牧師、
清水安三さんのもとで秘書として働きました。

その清水さんに医師になることを勧められ、
医師になることを決意したのが髙橋さんが
27歳のときでした。

それから受験勉強を始め、国家試験に合格して
医師になったのが、33歳のときでした。

49歳で精神科を診療科目に加えた秦野病院を開院。

現在は100床を超える医療法人社団秦和会の
理事長を務めています。

  「頑張りすぎず、自分を甘やかせすぎず。
  我慢しすぎず、他人を頼りにしすぎず。
  このような匙加減を見極める眼力こそ、
  大人に必須の力です。
  100年生きてきて、思うのは匙加減の大切さ
  です。 “生きていく” とは、この匙加減を
  見極めていく営みにほかなりません。」

私が髙橋さんに共感したのは、
「あらゆる不幸は、人と比べることから始まる」
という考えです。

人は本能的に自分と周囲を比べてしまいます。

隣の芝生は青く見えてしまうもので、
他人の良いことと、自分の悪いことを
つい比べてしまうもの。

すると、どんどん自分が不幸に
思えてしまうです。

一方で、比べることが頑張る原動力に
なる場合もあります。

健全なライバル心を持つことは必要です。

ですから、人と比べることは不幸の始まりと
肝に銘じつつ、ちょうどよい匙加減に
留めておくことが大切なのでしょう。

また、50歳が近くまで迫ってきた私が、
本書を読んで感じたことは、
「まだまだ、新しくできることが沢山ある」
ということ。

髙橋さんは、80代や90代になっても、
新たな趣味を持ったり、新しいことに挑戦
しています。

そんな好奇心を持ち続けることが、
100歳まで現役でいる一番の秘訣です。

いろいろなことに衰えを感じる私ですが、
本書を読むと、今がやっと人生の折り返しで、
これから先の50年で、もっと面白いことに
挑戦できるとイメージできました。

  「本書で紹介する40の原則は、 “やろう” と
  思えば簡単に実践できることなのですが、
  ついさぼってしまうことがあります。
  そんなときは、 “やる” か “やらない” か、
  10秒考えるようにしています。
  その瞬間に心が不安定だと、10秒間の問答が
  むずかしくなります。
  だから、普段から心を穏やかにしておく
  ことが大切なのです。
  ではどうすれば、 “普段から心を穏やかに
  しておくこと” ができるのでしょうか?
  私は “迷いすぎないことが” 肝心だと思います。
  そのためには、普段から自分の
   “ちょうどよい匙加減” を知っておくことです。」

この本から何を活かすか?

本書の中で、髙橋さんが1つだけ、
匙加減が必要ないものを取り上げていました。

  「夢に限って、匙加減はいらない」

100歳になる髙橋さんでも、「将来の夢」が
あります。

何歳になっても、夢を描くと、人は雄弁になり、
ワクワクできます。

実現の可能性は二の次で、大きな夢を持つことが
長生きの秘訣のようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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