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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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課長1年目の教科書

満足度★★★
付箋数:22

  「あなたが課長手前の役職、たとえば課長代理や
  係長であるとすれば、ぜひ課長を目指さないで
  ほしいと思います。」

本書は、「課長1年目の教科書」というタイトル
ですが、正確に言うと、課長としての働き方を
示した本ではありません。

課長からその上のポジションに出世するための
方法を具体的に示した本です。

本書の著者、平康慶浩さんは大企業から
中小企業まで150社以上の人事評価制度改革に
携わった人事コンサルタントです。

平康さんのつくる人事の仕組みには、
出世のルールも含まれています。

どんな人を課長や部長、執行役員や取締役に
出世させると、会社の経営がもっとよくなるかを
考えてコンサルティングを行ってるそうです。

本書では、人事のプロフェッショナルである
平康さんが、役員になるための働き方を示します。

最近では、出世に意欲を示す人が、
少なくなっていますし、出世だけが人生の
豊かさを示すものではありません。

しかし、出世が仕事や付き合いの幅を広げ、
社会人としての人生を充実させるための、
1つの手段であることに、変わりはありません。

  「あなたがすでに課長になっているのであれば、
  経営層を目指してほしい。
  なぜなら、課長というポジションこそが
  会社という組織の中で、経営層を目指すための
  入り口だからです。それはまさに、会社人生で
  二度目の採用試験に他なりません。
  そう、まさに課長こそが出世のための本番が
  始まるのです。」

40年近い会社人生の中で、課長が最も大きな
ターニングポイント。

サラリーマンに支持されてきた漫画、
島耕作シリーズも、「課長」が原点でした。

島耕作の連載が始まった1980年代は
同期入社の半分から1/3が課長になり、
課長はサラリーマンの1つの到達点であり、
同時に通過点でした。

しかし、時代は変わり2000年以降は、
同期の中で課長になれるのは、1/3から1/4程度。

今後は、課長になれるのは約2割程度になる
とも言われ、課長は手の届きにくい
エリートキャリアになってきているのです。

8割のビジネスパーソンが、
課長にすらなれない時代。

だからこそ、逆に課長候補としての心構えや、
課長1年目からの仕事への取り組み方が、
今後の社会人としてのキャリアに
大きく影響を及ぼすことになるのです。

ところで、課長までの昇進と、課長以降の昇進に
大きな違いがあるのはご存知でしょうか?

課長までの昇進は、仕事ができるかどうか。
一般的に言われる、優秀な人が課長に昇進します。

しかし、そこから先は、必ずしも優秀な課長が
部長になるわけではありません。

多くの企業では「職務主義」が採用されています。

これは、「部長の仕事にふさわしい人を
部長に据える」という人事の考え方です。

では、部長以降の仕事にふさわしい人とは、
どんな考えを持った人なのか?

部長は、課長に昇進するまでの延長線上で
仕事をしてはいけません。

  「部下を従業員だと思えない人は、役員に
  なることができません。そして役員になれる
  可能性のない人を、部長に出世させる経営者も
  またいないのです。」

部長以降で必要なのは、「使う側」になる
心構えです。

部下は会社がお金を出して雇っている者。
従業員は自分のお金で雇っている者。

つまり、会社そのものを自分と一体化し、
会社のお金を自分のお金だと思って
大切に使うように考え方を切り替えることが
求められるのです。

こうした部長以降の考え方を示しているのが、
本書の大きな特徴です。

この本から何を活かすか?

リーダーシップの基本を身につける
簡単なトレーニングが本書で紹介されていました。

それは、重要なミーティングや面接などの
開始5分前に、自分の考え方を紙に書き出し、
整理するというトレーニングです。

書き出す項目は次の3つ。

 1. 大きな目標や一生のうちに実現したいこと
 2. 他社と比較して自分には力があると
  感じた出来事
 3. ワクワクして、楽しいと感じた経験

この3つの中から、想像しやすいものを1つ選び、
具体的にイメージしながら数行書きます。

このトレーニングは、心理学上で言われる
「接近モチベーション」を高め、
頼れるリーダーとしての自信にあふれた
雰囲気を手に入れることができるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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