活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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社長の直感ほどあてにならないものはない

満足度★★★
付箋数:21

受験指導のプロで、ビジネス書等のプロデュース
も行っている小川大介さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は、悩みを抱える中小企業やベンチャー企業の
社長向けの本です。

 ・いつも時間に追われている・・・
 ・朝から晩まで仕事をしているのに、
   それでも終わらない・・・
 ・決めたルール通りに部下が動かない・・・
 ・頑張っているのに売り上げが上がらない・・・
 ・自分の時間をつくることができない・・・

あなたの会社が、これらの中で1つでも
当てはまることがあるなら、それは社長である
あなたの直感に頼った経営になっている
可能性があります。

  「中小企業やベンチャー企業は、社長の安易な
  思いつきで次々やりたいことを初めてしまえる
  ので、対応できないほど事業が広がっていたり、
  社員がみんな複数の業務を兼務しないといけない
  状況になっていたりします。
  しかし、それが厳しい現実をつくっている
  としたらどうでしょうか。
  かつての僕がそうでした。直感やひらめきを
  試したい感情に引っ張られ、一歩間違えば
  危なかったところまでいっていたのです。」

本書の著者、a-worksを創業した野山大彰さんは、
かつての自分の経営をこのように振り返ります。

野山さんは、20:80の法則の、8割を削ぎ落とし、
2割に事業を集中させ、直感に頼る経営から、
理念とビジョンを浸透させる経営に
切り替えることで、年商を15倍に成長させました。

社長の直感ほど、当てにならないものはない。

中小企業では、社長がスパープレーヤーでも
あるため、とかく「ODOD現象」が起こりがち。

社長が「思いつきDO、思いつきDO」を
ひたすら繰り返してしまうことを
本書では、「ODOD現象」と呼びます。

ODODではメンバーみんなを振り回すことになり、
「やってみなければわからない」という結果が
必然となります。

そのため、うまくいくときはうまくいくし、
駄目なときは駄目となってしまい、
無駄がどんどん増えていきます。

PDCAを回しているつもりになって、
実は「P」が思いつきになっていると、
ODODに陥ってしまうのです。

「PDCDを回せ」とビジネスでよく言われますが、
単に、「Plan(計画)」、「Do(実行)」
「Check(評価)」、「Act(改善)」の4段階と
認識しているだけで、その本質的な意味を
知らない人が多いと野山さんは指摘します。

  「PDCAとは、問題解決のためのアクション
  フレームワークである。業界全体を俯瞰して、
  各種事実のデータを確認し、何の問題を
  解くことが事業に一番インパクトが出るかを
  見極め、その問題解決へのロードマップ
  (解決戦略)を作り上げ、成功した場合、
  どの数字がどのように変化するのかを
  事前に定義したうえで完遂し、その数字の
  変化を振り返り、その事実を元に次の
  問題解決へのロードマップを構築し、
  次のアクションを行うこと」

この中で、野山さんが大事だと考えるのは、
「P」と「C」です。

「P」は、事実確認したうえでの問題解決に
おける論点設定と仮説構築、ならびに
KPIの設定です。

「C」は、そのKPI設定した数字の変化を追い、
なぜそうなったのかを振り返って、
次のアクションをどうすべきかを
検討することです。

本書では、a-worksの転機を振り返り、
「超えられる気がしない経営の大きな壁」を
乗り越える方法を、わかりやすく伝えます。

この本から何を活かすか?

a-worksは「パチンコ」「麻薬」「光通信」で
ビジネスモデルを構築したと言います。

もちろん、これらを商材として扱ったのではなく、
あくまで「喩え」です。

パチンコとは、お金を払いたい人たちに
効果的にお金を使ってもらうビジネスモデル。

麻薬とは、本当は必要なものではないのに、
1度でも使ってしまうと、やめられなくなる
中毒性のあるようなビジネスモデル。

光通信とは、川上のメーカーと川下の小売業の
中間にいる卸業を行うビジネスモデル。

社員に共有するビジネスモデルは、
このような喩えを使うと、伝わりやすいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 05:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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