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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ニトリ 成功の5原則

満足度★★★
付箋数:22

  「 “私の履歴書” は新聞連載だったので、
  書けないこともたくさんありました。
  たとえば私が高校に入学できたのは、
  裏口入学したからです。受けた高校を全部
  落ちてしまったので、ヤミ米屋をやっていた
  母が、最後に落ちた高校の校長先生に
  米俵を1俵送って、補欠合格ということで
  入れてもらったのです。そこのところは
  新聞ではぼかして書いてあります。(中略)
  大学は、四年制の大学は全部落ちたので、
  短大に行ったのですが、実はそれも
  替え玉受験でした。このあたりはさすがに
  新聞には出せなかったので、書いていません」

強烈な「つかみ」で、思わず引き込まれます。

本書の著者は、29期連続増収増益の
ニトリホールディングス会長の似鳥昭雄さん。

2015年4月に日本経済新聞に掲載された
似鳥さんの「私の履歴書」は非常に好評でした。

そこでは、「自分は落ちこぼれでも成功できたし、
実は世の中にはそういう人は多い。
やればできる。自信をもってほしい」という
メッセージが伝えられました。

本書では、似鳥さんの経営理念に沿ってた
切り口で、ニトリの成長を振り返ります。

それがニトリ「成功の5原則」。

  「 “成功の5原則” は、私の人生の師である
  故・渥美俊一先生の教えを、私自身の人生と
  重ねあわせて “どうしたら成功できるか” 
  という形でまとめたものです。」

似鳥さんが、師と仰ぐ渥美俊一さんとは、
日本のチェーンストア発展に大きく貢献した、
経営コンサルタントです。

渥美さんが主宰したチェーンストアの
研究団体「ペガサスクラブ」には、
ダイエー、イトーヨーカ堂、ジャスコ、
すかいらーく、吉野家など日本を代表する
チェーンストアが参加していました。

その渥美さんの教えが、似鳥さんの経営理念に
大きな影響を与えています。

本書で語られる「成功の5原則」は、
次の通りです。

 1. ロマン(志)
  ロマンを抱くとは、「人のため、世のために、
  人生をかけて貢献したい」という気持ちを
  持つことです。ロマンは「大志」と
  言い換えてもいいでしょう。

 2. ビジョン(中長期計画)
  ビジョンとは、20年以上先に達成すべき、
  長期の目標です。目標とする数字とそれを
  達成するまでの期限を入れた、具体的な
  数値目標を言います。しかもそれは、
  達成不可能とも思えるほど大きな数字で
  なければなりません。

 3. 意欲
  意欲とは、「できそうにないことに挑戦
  すること」です。

 4. 執念
  執念とは、「目標を達成するまで
  あきらめないこと」です。

 5. 好奇心
  好奇心とは、「常に新しいものを発見
  しようとすること」です。

この5つの中で、似鳥さんが最も大切なこと
として挙げているのが、ロマンを抱くことで、
その次がビジョンを持つことです。

時価総額がイオンを超えるまでに成長した
ニトリの「成長5原則」は非常に明快。

読者に語りかけるような文体で、
誰にでもわかる言葉で書かれています。

以前に紹介した本の中に、
「自分の母親にもわかる言葉で話せ」
というアドバイスがありましたが、
本書は、それを実践していました。

この本から何を活かすか?

似鳥さんは言う「ロマン」とは「志」のこと。

それは個人の損得をはるかに超えたところに
ある願いです。

「人のため、世のため」の願いでなければ、
ロマンとは言えません。

ロマンを心に焼き付けるためには、
それが実現したときに起こることや、
その時の気持ちを想像して、
ワクワクするのが一番だと言います。

本書を読むと、似鳥さんは真のロマンチスト
であることがよくわかります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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