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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則

満足度★★★
付箋数:22

  「これから日本企業が再び世界で戦っていく
  ためには、ベンチャーやスタートアップのような
  スタイルに限らず、あらゆる企業において、
  エンジニアがプロジェクトの先頭に立ち、
  リーダーとしてビジネスを牽引し、
  さらにマネジメントに参画して、会社と自身の
  キャリアを成功に導いて行くべきだ、
  と私たちは考えています。
  なぜなら、すべての産業領域がインターネットの
  波にさらされてデジタル化していく時代には、
  テクノロジーとビジネスをつなぐスキルを
  持ったリーダーこそが求められていくからです。」

日本企業が、高い技術力を持ちながら、
ビジネスにつなげられないのは、エンジニアや
技術を持つエンジニア組織が、ビジネスリーダー
としての「問題解決力」と「営業力」を
身につけていないことが大きな原因です。

本書は、その問題を解決して、「エンジニア」が
ビジネスリーダーになるための本です。

著者は、戦略から業務・ITまでをカバーする
日系総合コンサルティングファームの
ベイカレント・コンサルティングの方々です。

同社はITサービスに原点を持つコンサル会社
なので、そのバックグラウンドを生かし、
エンジニア畑出身者が問題解決力、
リーダーシップ、営業力を身につける方法を
解説します。

著者たち自身が、IT技術者から自らの
キャリアを始め、ITコンサルタント、
戦略コンサルタント、あるいは経営者へと
歩みを進めてきた中で、特に障害となった
10の陥穽に注目して、そこから抜け出すために
必要だった法則をまとめています。

それぞれの法則では、まず、エンジニアに
ありがちな会話と、ビジネスリーダーに
求められる考え方や振る舞いの差異を見ます。

次に、それぞれの短所や長所を分析して、
リーダーを目指すために必要な心掛けを
抽出します。

さらに、エンジニアが陥りがちなワナの
特徴や背景を解説した上で、その解決策や
マネジメントやビジネスリーダーとして
重要な考え方や原理原則、実践事例や手法を
説明していきます。

本書で、紹介される10の法則は以下の通りです。

 法則01 Googleに答えを求めるな
 法則02 右脳を叩き起こせ
 法則03 仮説で語りきれ。非難を恐れるな
 法則04 プロセス志向から抜け出せ
 法則05 不正確への恐怖に打ち克て
 法則06 変更アレルギーを治療せよ
 法則07 パソコンを閉じろ。
    クライアントに会いに行け
 法則08 自分の事を話すな
 法則09 守りから 攻めに転じよ
 法則10 自分の母親にもわかる言葉で話せ

国内の時価総額トップ10企業を見てみると、
国内ではトヨタ、KDDI、ソフトバンク、ホンダ
の4社がエンジニア出身が創業者。

同様に世界の時価総額トップ10企業でも、
Apple、Google、Microsaft、Johnson&Johonson
Facebook、General Electricの6社が
エンジニアが創業した企業です。

こういった企業の創業者は、エンジニアとして
秀でていただけでなく、ビジネスリーダーと
しても優れたのです。

本書には、エンジニアが自ら意識を変え、
社会を変えるようになって欲しいとの
メッセージが込められています。

この本から何を活かすか?

ITなどの技術には、バグや欠陥がつきもの
なので、エンジニアは「絶対に大丈夫です」
といった表現は使いません。

リスクが想定される場合は、「おそらく」、
「かもしれない」などの表現に逃げがちです。

しかし、それでは関係者をポジティブな
姿勢にすることができません。

そこで必要なのが、法則05の
「不正確への恐怖に打ち克て」です。

ここでは、エンジニアがビジネスリーダーへ
思考転換するために4つのポイントが
挙げられていました。

 1. リスクではなく目的思考で「やる意義」
  を語り、その上で進め方やリスクを
  マネジメントする

 2. 技術観点の懸念事項提示にとどまらず、
  進め方を提示した上で検討事項として整理

 3. 正確なリスク報告ではなく、クイックな
  フィージビリティ評価のやり方を考え、
  プランニング等のビジネス視点での検討の
  時間を割く

 4. ベンダとしてではなく、ビジネスパートナー
  として、クライアントの意思決定を
  サポートするための検討に注力する

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 06:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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