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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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語彙力を鍛える

満足度★★★★
付箋数:24

「人間は言語によってのみ人間である」

この言葉を遺したのは、ドイツの言語学者、
シュタインタールさんです。

言語は単なるコミュニケーションの
手段であるばかりでなく、私たちが人間として
思考するための手段でもあるのです。

人は言葉を創りますが、逆に言葉もまた
人を創るということでしょう。

   「人間の思考力を規定するのは言語力であり、
  言語力の基礎になる部分は語彙力によって
  支えられています。そのため、語彙力は学力とも
  相関関係があり、語彙力が高い学生のほうが
  一般に成績がよく、そのあとの就活にも有利に
  働きます。就職をせずにブログやメルマガを
  使ってアフィリエイトで稼いでいる人であっても、
  集客のために語彙力は必須です。」

仕事でもプライベートでも、話す時も書く時も、
もっと語彙力があればと思うことがよくあります。

しかし、知っている言葉の数が多いだけでは、
語彙力があるとは言えません。

  語彙力=語彙の量(豊富な語彙知識)
      ×語彙の質(精度の高い語彙運用)

本書の著者、石黒圭さんは、語彙力について
このように定義しています。

語彙力は、言葉の数をたくさん知っている
という「量」の面だけでなく、言葉をどのように
知っているかの「質」の面も重要なのです。

言葉の「質」とは、文脈に合わせて適切な語を
選択する力を持っているということです。

本書は語彙力を「量」と「質」の両面から
強化する方法を示す本です。

特に石黒さんが重視しているは、「質」の面です。

相手に届く言葉は、聞いたことがないような
奇をてらった言葉である必要はありません。

ごく普通の地味な言葉であっても、
それが文脈に合った等身大の言葉であれば、
確実に相手に届きます。

  「無理な背伸びをせず、文脈に合った言葉を
  選ぶだけでよい。変に着飾らず、シンプルな
  言葉を選ぶだけでよい。言葉の形を強く意識
  させることを目指すのは素人の発想であり、
  言葉の形を意識させずに内容がすっと頭に
  入ってくる言葉選びを目指すのがプロの発想です」

本書では、第1章で「語彙」とは何かについて
説明し、第2章で語彙の数を増やす方法を解説し、
第3章で語彙の質を高める方法を示します。

例えば、語彙を増やす方法の1つとして、
紹介されているのが「類語を考える」という方法。

自分の言葉に満足できない時や、
使っている言葉がしっくりこない時は、
類語を知っている方が選択肢が広がり、
より適切な語彙が選べるようになります。

類語はインターネット検索や類語辞典を
使うことで増やすことができます。

また、語彙の質を高める方法の1つとして、
紹介されているのが「誤用を回避する」こと。

かなり注意していないと、プロでもついうっかり、
言い間違えや書き間違えをしてしまいます。

ここでのポイントは自分の語感だけを頼りに
言葉を選択しないこと。

語感だけで選んでしまうと、思い込みから
誤った判断をしてしまうことがあります。

誤用を回避するためには、辞書を引く習慣を
身につける必要があります。

この点については、以前なら紙の辞書を
持ち歩く必要がありましたが、
今の時代はスマホがあります。

いつでも辞書を引ける環境があるので、
語彙の質を高めるには、いい時代になりました。

本書は、トレーニングの問題は掲載されて
いませんが、語彙の「質」を高めることの
重要性を再認識させられる本でした。

この本から何を活かすか?

あなたの敬語は、不快感を与えていませんか?

 対応が不十分で本当に[ごめんなさい/すみません]
 対応が不十分でまことに[申しわけありません]
 対応が不十分でまことに[失礼しました/遺憾です
            /残念です]

敬語の使い方が不適切だと、かえって相手に
不快を与えてしまいます。

この例では、「ごめんなさい」、「すみません」、
「申しわけありません」は程度の差こそあれ、
いずれもお詫びの表現です。

一方、「失礼しました」、「遺憾です」、
「残念です」は、お詫びかどうかは微妙です。

特に「遺憾です」や「残念です」は、
迷惑をかけた事実を認めつつも、それに対して
謝っていないので、責任逃れの感が強く、
相手の気分を害するので、注意が必要です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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