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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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TED TALKS

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、TEDトークを見たことがありますか?

TED(Technology Entertainment Design)は、
価値のあるアイデアを広める精神のもと、
大規模なカンファレンスを行う非営利団体です。

TEDは様々な分野の第一線で活躍する人物を
講師として招き、トーク形式の講演会を開催し、
ネット上で無料で動画配信しています。

世界中の一流のスピーカーによって行われる
TEDトークは、プレゼンのお手本として、
今では広く認知されています。

私も、これまで何本ものTEDトーク動画を
見てきましたが、凄いプレゼンに感動する反面、
真似するのは難しいとも思っていました。

そもそも、あんな檜舞台に選ばれる人たちは、
最初からスピーチの達人で、特殊な才能を持った、
自分とは違う世界の人たちだと思っていました。

しかし、本書を読むとその認識は、
間違いだったことがわかりました。

  「TEDトークを見ていると、登壇者は生まれつき
  口達者で頭の回転が速くて、自信があって、
  いつどんな舞台に立たされても軽々とその場で
  洒落たことが言える人たちなんじゃないかと
  思ってしまう。みんな原稿なしで難なくトークを
  やってのけているように見える。
  ケリー・マクゴニガルも、ブレネー・ブラウンも、
  サルマン・カーンも、天性のスターみたいだ。
  でも、生まれながらのスピーチの達人なんて、
  実はほとんどいなかった。あのTEDのスター
  たちもまた、人前でしゃべることに恐怖を覚え、
  失敗するんじゃないかと怯え、原稿を丸暗記して
  何度も練習を繰り返し、恐怖を乗り越えて
  感動的なトークを完成させていた。
  そして、あの感動を引き起こすには、
  いくつかのツールがあった。そのすべての
  ツールを、この本では公開してくれている。」

本書を翻訳した関美和さんは、
訳者あとがきで、このように語っています。

本書はTED代表のクリス・アンダーソンさんが、
書いた「TED公式ガイドブック」です。

アンダーソンさんは、ローカルなカンファレンス
でしかなかったTEDを2001年に引き継ぎ、
感動的なトークを世界中に拡散することで、
TEDを世界的なトークイベントに育て上げました。

ちなみに、ロングテールという言葉を生んだ、
ワイアード誌編集長のクリス・アンダーソンさん
とは同姓同名の別人です。

  「この本の目的は、力のあるスピーチがどう
  奇跡を呼ぶのかを説明し、そのための武器を
  あなたに提供することだ。
  だけど、はじめに言っておきたいことがある。
  優れたトークにこれというひとつの型はない、
  ということだ。(中略)
  だから、この本のアドバイスを、ひとつの型に
  はめるための “ルール” だと思ってほしくない。
  逆に、変化を生むための “ツール” だと思って
  ほしい。」

本書では、TEDに登壇したスピーカーたちの
エピソードやアドバイスを交えながら、
基本・ツール・準備・本番・考察と順を追って、
スピーチのコツを示します。

本書でのアンダーソンさんの語りも、
まさにTEDトークのように読者を引き込みます。

また、アンダーソンさんは、スピーチ、プレゼン、
演説などの「パブリック・スピーキング」の
重要性も語っています。

  「これだけはわかってほしい。
  パブリック・スピーキングのスキルは今も
  重要だけど、これから先はもっと重要になる。
  世界がますますつながりを増す中で、
  古代から続く人類の力のひとつが、この時代に
  ふたたび生まれ変わろうとしている。
  アイディアを誰かに伝えるスキルは、今以上に
  これから絶対に欠かせないものになる。」

この本から何を活かすか?

TEDトークにには、元アメリカ合衆国大統領の
ビル・クリントンさんが2007年に登壇しています。

そして、2015年にはモニカ・ルインスキーさんが
TEDに登壇しています。

ルインスキーさんは17年前、ホワイトハウスの
実習生の時に、当時大統領だったクリントンさん
との不倫スキャンダルで、世界中のマスコミの
注目を浴びた方です。

本書では、長い沈黙を破ってTEDの場に
姿を見せたルインスキーさんが、
恐怖と緊張を克服してスピーチを成功させた
テクニックも公開されています。

ルインスキーさんのスピーチ映像はこちらです。



Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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