活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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シゴトに役立つデータ分析・統計のトリセツ

満足度★★★
付箋数:18

  「この本では、データをどのように取り扱えば
  よいのか、その “考え方” を解説しています。
  どんな手法があり、それによってどんな結果が
  得られるのか、さらにその結果を使って
  どうやって周囲に伝えていくのか。
  データを集めるだけでなく、それを生かすための
  手法が満載です。数式などはできるだけ使わずに
  解説していますので、気軽に読み進めてください」

本書は、データの取り扱いについて広く浅く
学べる本です。

著者は、技術士(情報工学部門)の増井敏克さん。

増井さんは、[ビジネス]×[数学]×[IT]を
組み合わせてコンピュータを正しく、効率よく
使うためのスキルアップ支援やデータ分析などを
行っている方です。

本書で学べる内容は以下の通りです。

 序章 データが使えると仕事の効率は変わる
 第1部 データを使ってビジネスに活かす
  第1章 まずはどんなデータなのかを把握しよう
  第2章 データを分析して役立つ特徴を見つけよう
  第3章 データを使って選択肢の中から最適なものを
     選ぼう
  第4章 データをもとに変化を予測しよう
  第5章 相手にデータを明確に伝える表現を選ぼう
 第2部 データを「ヒトに伝える」、
    データで「ヒトを動かす」
  第6章 データを「ヒトに伝える」基本テクニック
  第7章 データで「ヒトを動かす」基本テクニック
  第8章 判断を誤らないために知っておきたいこと

本書の各節の冒頭では、マーケティング部門の
2人の社員の会話からスタートします。

1人は、入社したばかりの文系女性社員。

一生懸命頑張って入るものの、マーケティングと
数学に関する知識はほとんど持っていません。

もう1人は新入社員の教育係となった
マーケティング部の30代男性係長。

理系なので数字に強く、人当たりも良く
知識も豊富なので、先生役として適任です。

 新人:数字を使え、と言われて収集したデータを
    元に報告したのですが、そのデータの
    根拠を求められちゃいました。

 係長:間違ったデータを使ってしまうと、
    その報告が信用できなくなってしまうよね。
    データが正確か、ということは常に意識
    すべきだよね。

 新人:確かにデータの正しさを確認するのは
    難しいですね。怪しそうなデータを
    見抜くポイントはありますか?

 係長:例えば、次のようなデータがあると
    どうでしょう?
    何か疑問を抱くことはありませんか?

年度
2012
2013
2014
2015
売上(億円)
140
150
160
170
販売数(万個)
800
700
600
500

 新人:これなら直感的におかしいと思いそう
    ですね。販売数が減っているのに、
    売上が増えています。

 係長:あとは数字が綺麗すぎると思わないかい?
    すべて1の位が「0」になっているのは
    気になるよね。

 新人:ただ、これも単価が上がったのかも
    しれませんし、偶然綺麗な数字に
    なっている可能性もあります。

 係長:つまり、データを見るだけではわからない
    ということになる。疑問を持つことは
    あっても、確信はできない。どうやって
    作られたデータなのかを見るのも1つの
    方法だね。

本書は、こういった会話を導入に使って、
データ分析の解説を行います。

データ分析をするにあたり、何が必要で、
何がデキるかの概要が学べます。

ただし、本書はあくまで入門ガイドなので、
あまり具体的な分析方法を学ぶことはできません。

本書で大まかな方向性がわかったら、
もう少し専門的な本で実際の分析方法を
習得する必要はあります。

この本から何を活かすか?

あるWEBサイトに設置された3つのボタンについての
データを見てください。

ボタンABC
クリック数1257856659
クリック率45.3%30.9%23.8%

このデータを見ると、Aが多くクリックされて、
Cはあまりクリックされていないと判断できます。

Cのクリック率を上げるために、ボタンのデザイン
をAと同じようにすれば良いのでしょうか?

ここで気をつけたいのは「網羅性」です。

「何もクリックしていない」利用者のことを
考えなければなりません。

出されたデータがすべてだと思い込んでいると、
思わぬ抜け穴がある場合があるので、
常に網羅性の視点を持って、
データをチェックする必要があります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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