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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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超・箇条書き

満足度★★★★
付箋数:27

巷では、外資系コンサルタントの資料作りを
手本とするプレゼン本が多く出版されています。

彼らが作るプレゼン資料の最初のページには、
何が書かれているか、ご存知でしょうか?

そこに書かれているのは、
図やグラフではありません。

最初のページに書かれているのは、
十中八九、「箇条書き」。

なぜ、最初のページは箇条書きなのでしょうか?

プレゼンする相手は、1分1秒を惜しむ
忙しい企業経営者。

彼らは図やグラフで分析や背景を聞くより、
要点をすぐに理解したいのです。

コンサルタントは、そのような相手に、
伝えなくてはいけない要点を
短く、魅力的に伝えなければなりません。

その要件を満たす方法として選ばれているのが、
「箇条書き」なのです。

あなたは、これまでに箇条書きの仕方を
学校や会社で習ったことがありますか?

ほとんどの方は、習ったことがないと思います。

それは、日本では箇条書きが、あまり重視されず、
むしろ軽んじられてきたからです。

しかし、本書の著者、杉野幹人さんは、
「箇条書き」こそが、これからの時代を生き抜く
最強のサバイバルスキルだと説明します。

  「箇条書きは、英語や会計、そして
  ロジカルシンキングと同じくらい世界的に
  求められているスキルだ。
  もちろん箇条書きという名称ではなく、
  世界的には “ビュレットポイント” と呼ばれて
  使われている。」

更に杉野さんは、箇条書きを見れば、
その人の思考、その人の伝える力のレベルが
ひと目でわかると言います。

本書では、10倍速く、魅力的に伝える
「箇条書き」の技術を伝えます。

わずか数行の短い文章でも、魅力的に伝え、
人を動かすことができる箇条書きのことを
本書では、「超・箇条書き」と呼びます。

普通の箇条書きは、伝えたいことを「羅列化」
するだけで完成しますが、「超・箇条書き」には、
次の3つの技術要素を加える必要があります。

 ・構造化
  相手が全体像を一瞬で理解できるようにする

  レベル感を整え「自動詞と他動詞の使い分け」、
  「直列と並列で考える」、「ガバニング」の
  3つが構造化のコツ

 ・物語化
  相手が関心を持って最後まで読み切れるようにする

  フックをつくるために、「イントロづくり」、
  「MECE崩し」、「固有名詞を使う」の
  3つが物語化のコツ

 ・メッセージ化
  相手の心を響かせ行動を起こさせるようにする

  「で、それが何?」で終わらず、スタンスをとる
  ために「隠れ重言の排除」、「否定を使う」、
  「数字を使う」の3つがコツ

この3つの技術要素の中で、一番わかり易い、
「構造化」を使っただけでも、次に挙げる例のように
かなりの違いが出てきます。

 <普通の箇条書き例>
  ●営業の人員が足りていない
  ●手強い競合商品があるため苦戦している
  ●コールセンターでの問い合わせ対応の
   トレーニングが間に合わない
  ●営業部で期間限定のスタッフが増える
  ●それ以外のことは、営業部が経営会議に
   報告して打ち手を仰ぐ

 <構造化された超・箇条書き例>
  ●3つの問題点が議論された
   ・営業の人員が足りていない
   ・手強い競合商品があるため苦戦している
   ・コールセンターでの問い合わせ対応の
    トレーニングが間に合わない

  ●2つの対応が決まった
   ・マーケティング部が営業部に期間限定で
    スタッフを貸し出す
   ・それ以外のことは、営業部が経営会議に
    報告して打ち手を仰ぐ

たかが箇条書きと侮ってはいけません。
そこに秘められたパワーは絶大で、奥が深い。

箇条書きは、ビジネスパーソン必須の技術だと
実感しました。

この本から何を活かすか?

  「日本人の多くは英語が上手くない。
  そういう人ほど箇条書きのスキルを高めるべきだ。
  資料やメールでのベタ書き。口頭でのスピーチ。
  これを英語でするのは、英語が苦手な人には
  一苦労だ。
  それでも、海外の人とコミュニケーションを
  とりたい人や、ビジネスをする必要がある人はいる。
  そういうときこそ箇条書きが役に立つ。」

英語のコミュニケーションも、「超・箇条書き」で
大きく改善するようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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