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スーパープログラマーに学ぶ 最強シンプル思考術

満足度★★★
付箋数:21

プログラマーと聞くと、常にパソコンの
画面に向かってひたすらコードを打っている
というイメージがあるかもしれません。

しかし、複雑なプログラムを組む時ほど、
コードを打ち込む前の、事前準備が重要です。

行き当たりばったりでプログラミングをすると、
最終的につじつまが合わなくなり、
無駄な作業が発生してしまうのからです。

そこで、建築家が家を建てる前に設計図を
描くように、プログラマーもプログラムを開発
する前に設計図を作ります。

その時に使うのが「モデル」です。

モデルとは、さまざまなルールに則った、
プログラマー同士が分かり合うための
共通言語です。

しかし、プログラマーが使うモデルは複雑で、
一般の人がそのまま使うには扱いが難しい。

そこで、プログラマーが使うモデルの
エッセンスを抽出して、一般の人でも簡単に
使えるようにしたのが、本書で紹介される
「モデルベース思考」です。

本書の著者は、東京大学教養学部特任教授の
吉田塁さん。

吉田さんは、プログラムの設計言語である
「UML(Unified Modeling Language)」を学び、
それをプログラマー以外の人でも使えるように
しました。

UMLにも目的に応じてさまざまな設計図が
ありますが、その中で広く使われている
「クラス図」を基に「モデルベース思考」を
作り出しました。

ところで、モデルとは何なのでしょうか?

モデルで、よく使うのはファッションモデル
とかビジネスモデルといった言葉です。

他にも多様なシーンで使われるモデルという
言葉ですが、その意味を一言で表すと、
「複雑なものごとをシンプルに表現したもの」
となります。

「モデルベース思考」では、ものごとをシンプルに
表すために、「四角(要素)と線(関係)」だけを
使って表現します。

モデルの描き方は、いたって簡単。

まず、目的を明確にして、視点を定めます。

次に、要素をすべて名詞で書き出します。
このとき1つ1つの要素はそれぞれ四角で囲みます。

そして、四角同士の関係を明らかにします。

最後に同じグループの要素は揃えて、
また左から右、上から下に読めるように
線で繋いで配置します。

四角と線だけのシンプルな図は少し味気なく
感じてしまう方もいるかもしれませんが、
シンプルだからこそ、モデルのロジックが
直感的に理解でき、もし内容や構成が悪ければ、
すぐにわかってしまうのです。

四角と線は、マインドマップのように
カラフル描く必要はないので、紙とペンさえあれば、
すぐに描き始めることができるのも魅力です。

吉田さんは、「モデルベース思考」を使うことの
メリットを4つ挙げています。

  1. 図解化のメリットが受けられる
  2. 全体像をつかむことができる
  3. 論理的に考えることができる
  4. 発想を広げることができる

私が本書の「モデルベース思考」で考えやすいと
感じたのは、モデルの抽象度を調整する方法です。

深く思考するためには、抽象化と具体化の作業を
何度か繰り返す必要があります。

ですから、抽象度を自在に調整できるようになると、
思考する作業自体がぐっと楽になります。

本書では、タテ軸に抽象度をとって、
抽象化と具体化をするトレーニングが
紹介されていました。

この抽象度を調整できるようなることが、
「モデルベース思考」を活用する上でも
鍵となるテクニックのようです。

この本から何を活かすか?

「モデルベース思考」を使って一度抽象度を
上げておくと、他の業界からアイディアを
持ってくることができます。

具体的に扱う要素が全く違う業界でも、
それをモデル化することで、転用することが
可能となるのです。

この時、できるだけ離れた業界のやり方を
モデル化して持ってくるのがポイントです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 06:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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