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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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論理力は小学6年間の国語で強くなる

満足度★★★
付箋数:21

著者の小川大介さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「もしあなたが、 “論理的” という言葉を
  聞いただけでストレスを感じたり、苦手意識を
  持ったり、論理的に話そうとすると肩に力が
  入ったり、 “考える” ことを考えるだけで
  疲れてしまったりすることがあるなら、
  この本はきっとお役に立つと思います。」

小川さんは、灘中学校や開成中学校ををはじめ、
いわゆる難関中学へ3500人以上も合格させてきた
中学受験のプロです。

普段、小学生を指導している小川さんが、
わたしたち「大人」を指導ができるのか?

こんな風に思う方もいるかもしれませんが、
心配は無用です。

なぜなら、大人に論理力をつける指導をするより、
小学生に指導する方が、余程難しいからです。

ビジネスにおいても、説明や指導が上手な人は
「小学生にでもわかるように」説明できる人です。

そもそも、本質的に理解していなければ、
それを噛み砕いて、小学生にでもわかるように
説明することはできません。

本書では、小学校6年間の「国語」のカリキュラム
を利用して、論理力の指導を行います。

 小1  主語、述語を中心に文の基本構造を学ぶ

 小2  時系列の感覚と対比思考を学ぶ

 小3  情報の収集と発表の基礎を練習する

 小4  情報を整理し、根拠をもった意見交換を行う

 小5  相手の気持や考えを理解し、自らの考えを
   論理的かつ円滑に伝える基礎を学ぶ

 小6  自分を客観視する力と効果的な表現手法により、
   論理的コミュニケーション力を高める

こうして小学6年間で学ぶテーマを見てみると、
よく考えられたカリキュラムであることが
わかります。

小学校で習う国語も受験国語も、ビジネスで
求められる論理力も、実は鍛えるべきベースは
同じ力。

しかし、いくら小学校の国語のカリキュラムで
論理力をつけられるからといって、
さすがに、今から小学校の教科書を買ってくる
わけにはいきません。

そこで、本書では、そのエッセンスを抽出して、
論理力を支える3つの力のつけ方を解説します。

  1. 把握する力=情報を収集し整理する力
  2. 思考する力=情報をもとに考える力
  3. 伝達する力=適切に表現する力

ところで、世間では論理的に話す人を
理屈っぽいと感じている人もいるようです。

しかし、論理的に話すことと、単に理屈っぽく
話す人には決定的な違いがあります。

その違いはどこにあるのでしょうか?

小川さんは、その違いは「思いやり」にあると
指摘しています。

  「人に話をする第一の目的は、相手に伝わる
  ことです。ですから、相手に伝わる言葉で
  話さなければなりません。相手に伝わる言葉
  とは、相手のことを考えて、相手がわかる言葉で
  話すこと。つまり、論理的な伝え方には、
   “思いやり” が不可欠なのです。」

論理的であることと、「思いやり」は
ずいぶんかけ離れた印象がありますが、
伝えることの目的を考えると、
確かにその通りだと思います。

では、どうしたら思いやりのある話し方が
できるのでしょうか?

その答えは、「ひらがな言葉で話す」こと。

誰にで伝わりやすい言葉で話すためには、
難しい表現を使わず「ひらがな言葉」を
意識して話すといいようです。

この本から何を活かすか?

小学校や中学校で、本を読むのが好きで
作文が得意でも、国語のテストでは
点数が取れない子どもがいます。

国語のテストで高得点が取れる子と、
とれない子の違いは何なのでしょうか?

小川さんは、「設問が読めているかどうか」
の違いであると指摘します。

国語テストの設問では、客観的な理解に
軸を置いての解答が求められます。

しかし、国語の点数が取れない子どもは、
設問に答えているつもりで、実際には
自分の感じ方をただ語っているだけに
なっているそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 07:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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