活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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話すだけで書ける究極の文章法

満足度★★★
付箋数:23

  「本書は、人工知能の助けを借りて書きました。
  といっても、1台数億円もする巨大コンピュータ
  を買ったわけではありません。
  スマートフォンの音声入力機能を用いて
  書いたのです。本書は、私が音声入力機能を
  フルに活用して書いた最初の本です。」

これまで野口悠紀雄さんは、入力が面倒だったので、
スマートフォンは主に閲覧用の端末としてしか、
使っていなかったそうです。

しかし、音声入力を活用するようになって、
入力端末として積極的、能動的な使い方に変化し、
ついには1冊の本を音声入力で書き上げるまでに
なりました。

  「音声入力機能を使い始めた当初、私は、
  文章を “速く” 書けることに驚嘆しました。

  (中略)これは大きな驚きだったのですが、
  暫く使っていると、スピードはそれほど重要で
  ないことが分かりました。なぜなら、音声入力
  しただけでは完成品にならないからです。

  (中略)その半面、文章を書く作業が非常に
   “楽になる” ことが分かりました。」

音声入力しても、直ちに使える文章が出てくる
わけではありません。

かなり誤変換があるので、それを修正する
必要があるのです。

また、文章を書くためには、入力以外に
多くの時間を費やす作業があります。

テーマを決め、そのための材料を集め、
表現や構成がおかしくないかを確認して、
編集と推敲をくり返す。

こういった作業を伴うので、音声入力しても
全体の作業時間が大幅に短縮することは
ないのです。

では、音声入力にどんなメリットがあるのか?

  「文章を書くために最も重要なことは、
   “とにかく書き始める” ことです。
  ところが、スタートさせるのは、容易なこと
  ではありません。書き始めようとしても、
  非常に大きな慣性が働くのです。
  ニュートンの慣性の法則は、 “止まっている
  物体を動かすには力が必要” と言っていますが、
  それと同じことです。
  しかし、音声入力を用いると、
  この関門を突破することができます。
  つまり、 “出発” することが簡単にできます。
  なぜなら、思いついたことをしゃべるだけで
  文章が出てくるからです。」

私は、20年ぐらい前に、思いついたアイディアを
忘れないために、ボイスレコーダーに録音して
いたことがありました。

しかし、再生するのにも時間がかかるので、
いつの間にか、面倒になって止めていました。

それがスマホの音声入力では、
テキスト変換されるので、後から取り出したり、
検索したり、編集したりすることが容易に
できるので、随分、使い勝手がよくなりました。

ちなみに野口さんが、雑誌の記事を音声入力を
用いて書くには以下の手順を踏みます。

 1. テーマを決め、思いついた最初のメモを
  iPhoneのGoogleドキュメントに音声入力

 2. iPadでGoogleドキュメントの文章の順番を
  入れ替えるなど予備的に編集

 3. 追加メモをiPhoneに音声入力

 4. ある程度出来上がったところで、
  PCのテキストエディタを用いて本格的な編集

 5. 全体を一覧として把握するために、
  紙にプリントアウトして編集作業

 6. 雑誌誌面に掲載

一連の作業の中で、野口さんを悩ますのが、
「正本が複数できてしまう事故」が起こること。

野口さんは、この厄介な事故のことを
「ドッペルゲンガ・シンドローム」と呼んでいます。

音声入力も発展途上の技術ですが、
本書を読むと、野口さんが、新しいオモチャを
手に入れた子どものように楽しんでいることが
伝わってきます。

その好奇心こそが、野口さんが知的生産をする
原動力のように思えます。

この本から何を活かすか?

残念ながら、私はこのブログの記事を、
音声入力を使って書きしませんでした。

私は、音声入力を殆ど使っていなかったので、
今回はいつも通り、読書メモを紙に書いて、
そこからテキストエディタを使って書きました。

まずは、本書の補論にある「音声入力機能を
実際に利用するための具体的手引き」に従って、
最初の一歩を踏み出そうと思います。

散歩のときに思いついたアイディアを
メモするのに、音声入力は有用なようなので、
これから使ってみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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