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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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メタ思考トレーニング

満足度★★★★★
付箋数:31

 【演習問題】
  皆さんは(上司やお客様から)
  「ドローンについて調べて報告して」と
  言われました。

  次に取るべきアクションを1分間でなるべく
  多くあげてください(目安:10項目)。

  例)
  ・インターネットで検索する
  ・(社内でよく知ってそうな)◯◯さんに聞く
  ・関連書籍を買う

これは、本書に掲載されていた、自分の思考回路
(の癖)を確認するための問題です。

あなたは、どのようなアクションを考えましたか?

あなたの考えたアクションが、次の2つのタイプの
どちらに当てはまるかをチェックしてください。

 タイプ1)
  「ドローンについて調べる」ことを前提に、
  どうやって具体的に実行するかについての
  アクション。

  ・アメリカの導入例をネットで調べる
  ・海外の入門書を電子書籍で読む
  ・試しに安いドローンを購入してみる

 タイプ2)
  「なぜドローンについて調べる必要があるのか?」
  と問題そのものを一度疑問視して、そもそもの
  依頼の目的を確認するためのアクション。

  ・調査結果を何に使うかを依頼主に確認する
  ・調査の目的が何かの仮説を立てる

あなたが多く挙げたアクションは、
1と2のどちらのタイプだったでしょうか?

タイプ1は、具体性・実効性重視の「How思考」。
タイプ2は、目的重視の「Why思考」。

本書でトレーニングするのが、タイプ2の、
「なぜ?」を問い、上位の目的を考える思考です。

なぜ、上位の目的を考える必要があるかというと、
真の目的を問うことによって、土俵を変えて、
別の解決策を提示できる可能性があるからです。

また、実際にドローンについて調べるにしても、
その目的によって、何を重点的に調べるかの
優先順位をつけることができるからです。

これが「メタ思考」をするための1つの方法です。

  「本書のテーマは “メタ思考” です。
  メタという言葉はあまり馴染みのない言葉かも
  しれません。文字通りの意味は、あるものを
  一つ上の視点から客観的に見てみると
  いうことです。例えば、 “もう一人の自分の
  視点で自分を客観視してみる” ことが重要だと
  言われることがあります。このように自分自身を
   “幽体離脱して上から見る” ことは “メタ認知”
  と呼ばれ、視野を広げて自分を客観視するために
  必須の姿勢であると言われています。」

著者は、「地頭力」ブームを作った細谷功さん。

細谷さんは、本書で「メタ思考」をするための
2つの方法を取り上げます。

1つは、最初の演習問題で紹介した「なぜ?」
という問いかけで、メタの視点に上がって、
新しい方法を考え出すやり方です。

もう1つは、抽象化で、メタの視点に上がって、
「遠くの世界から借りてくる」方法です。

これは「アナロジー思考」と呼ばれる、
ロジカルシンキングとは正反対の思考方法です。

本書では、この2つの思考を鍛えるために
34問の演習問題を掲載しています。

これらの問題を解き進めると、今まで
できなかった発想ができるようになるでしょう。

これは私の個人的感想になりますが、
本書を最後まで読み終えた(解き終えた)時には、
考える力が大幅にアップした感触がありました。

ただし、意識しないと、今までの思考法に
戻ってしまいますから、定着させるには、
更なるトレーニングは必要ですが。

私にとっては、自分を大きく変えられる本に
久しぶりに出会った印象です。

この本から何を活かすか?

  「なぜ?」を問う「Why思考」の弱点とは?

本書では「Why思考」をトレーニングしますが、
これがどんな場面においても一番優れた思考法
という訳ではありません。

弱点もあるので、それを把握した上での
使い分けが必要です。

弱点の1つ目は、1度立ち止まって考えるので、
「時間がかかって」しまうこと。

もう1つの弱点は、「なぜ?」を問いかけることで、
相手を不快にさせてしまうこと。

特に、日本人同士の会話では、「なぜ?」を
連発すると煙たがられるので要注意です。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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