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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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これが「買い」だ:私のキュレーション術

満足度★★★
付箋数:24

  「親愛なる読者におかれましては、いますぐ帯を
  外してシュレッダーにかけていただきたい。
  くれぐれも帯がついたままの書影をSNSなどに
  アップされないよう、ご配慮願いたい。
  もし、どうしてもアップするのであれば、
   “面白かった! これが買いだ!” などと
  感嘆符付きで一言付け加えていただきたい。
  編集者ともども感涙に咽ぶであろう。
  なにとぞよろしくお願いいたします。」

成毛眞さんが、ここまで気にしているのは、
帯に写った自分の姿が「プクプクに太った」
ように見えること。

アマゾンが提供する書影は、「帯なし」でした。

さて、本書は成毛眞さんが週刊新潮に連載する
「逆張りの思考」の2014年1月30日号から
2016年3月31日号までを抜粋して、
加筆修正してまとめたものです。

単行本化にあたり、「キュレーション術」という
サブタイトルが付きました。

キュレーターとは、もともと博物館や美術館の
職員で、展覧会の企画・構成・運営などを
つかさどる専門職のことです。

それが転じて、キュレーションとは情報を集め、
それを分類して、つなぎ合わせて新しい価値を
持たせて共有することを言います。

  「プクプクのおじさんがキュレーションするのは
  ちょっとした日常品であり、なくてはならない
  ものとなったITのヒントであり、
  なによりも生きやすくなるための考え方だ。
  要するに気楽に生きていくためのヒントである。
  当然、気楽に生きていくとプクプクになるのである。
  帯の写真はその証明なのだ。」

やはり、ここまで書かれると、帯付きの書影を
載せないわけにはいきません。

これが「買い」だ書影_convert_20160606060807

成毛さんは、独自の視点を持ったこだわりのある方。
その根源にあるのが「逆張りの思考」です。

逆張りとは、下落しているときに買い、
上昇しているとき売る(空売りする)投資用語。

投資の原則は、安く買って高く売ることなので、
逆張りはそのセオリーには合っているいるものの、
心理的にも資金的にもなかなかできない投資法です。

投資の格言で「落ちてくるナイフはつかむな」と
言われる通り、急落のときに投資するのは、
落ちてくるナイフをつかむようなもの。

どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちて、
底を打ってから投資するのがセオリーです。

それに対して逆張りは、誰もが危ないと思って
避難しているときに、突っ込んで行くので、
余程の信念や確信がないとできません。

しかし、これが当たると大きく儲けられるのが、
逆張りの一番のメリットです。

本書での逆張りは、投資の話ではなく、
考え方や生き方についてです。

時代の流れにあえて逆らって、人が選ばないことに
お金や時間をかける生き方です。

成毛さんは、世の中でこれだけ「英語が必要だ」、
「経営をするならMBAを学ぶべき」と言われている
ときに、「日本人の9割には英語は不要」とか、
「日本人経営者の9割にはMBAは要らない」と
言っているくらいですから、
まさに時代に逆らった主張をしています。

ちなみに、成毛さんが英語やMBAより、ほとんどの
日本人に必要だと考えるのは「簿記」の知識。

簿記2級程度の知識が、経営のための根幹技術と
説明されています。

また、「英語よりも歌舞伎を学べ」というのも、
面白い主張でした。

それでは、書影を載せた以上言っておきましょう。

本書は、「面白かった! これが買いだ!」。

この本から何を活かすか?

火花』の芥川賞フィーバーによって、
純文学ブームが起こりつつありますが、
成毛さんが次に来ると思っているのは「SF」。

  「日本でもそろそろSFのリバイバルブームが
  訪れ、さらには新しい理系出身者の、
  あるいは理系的センスを持った書き手が文壇を
  盛り上げる頃合いではないだろうか。
  『火花』の次はSF。これは私の予言である。」

私も、最近SFを読むことが増えた気がします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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