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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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実践版 三国志

満足度★★★
付箋数:21

著者の鈴木博毅さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

鈴木博毅さんは、歴史上の戦略を現代のビジネスに
活かすのが得意な方です。

これまでも、ハンニバル、カエサル、ナポレオン、
孫子などの戦略を、私たちが現代でどのように
応用すべきかを紹介してきました。

君主論』を使ってリーダーを育成する本も
執筆しています。

そんな古今東西の戦略に精通する鈴木さんに、
恐らく最も執筆が期待されていたのが、
本書の「三国志」ではないでしょうか。

少なくとも私は、鈴木さんに「三国志」を
テーマにした本を書いて欲しいと思っていました。

本書は、著名な三国志から、現代の私たちが
何を学べるかを分析した本です。

ところで、なぜ、今、三国志なのか?

  「三国志の始まりは、多くの民衆が抑圧に
  耐えかね、自由を求めたことにありました。
  私たちの生きる現代も、古い社会システムの
  息苦しさを多くの人が感じています。
  古い時代に効率的だったものは、新たな未来では
  非効率かもしれないのです。
  三国の時代と1800年近くを隔てた現代の
  私たちの時代。
  新たな英雄の出現が求められている点は、
  まさに共通している可能性があります。
  三国志と同じく、古い権威が崩れて
  新たな英雄が待望される現代。
  新時代に飛躍して、脱落せずに栄光と幸福を
  手にするために。
  本書で三国志の兵法を知る尽くすことが、
  運命を決めるかもしれません。」

長く続いた政治体制が腐敗して、混乱を極めた
時代に、三国志の勇将や軍師たちは登場しました。

優秀な人物ほど中央から離れ、実力のある者は
各地で自立を目指したのです。

曹操は、治世の能臣、乱世の姦雄と呼ばれ、
魏の基礎を作り、兵法家としても業績を残しました。

むしろ売りだった劉備は、関羽、張飛と共に
乱世に旗揚げして、蜀の皇帝まで登りつめました。

孫家の三代目、孫権は、父と兄の功績を拡大して
呉の初代皇帝となりました。

過去の常識や権威が通用しなくなり、
政治の腐敗が進む現代においては、
三国志の知恵が生かせるかもしれないのです。

本書では三国志の兵法理論としてエッセンス化
するため、5つの軸で分析を進め、現代の仕事と
役立つ示唆を分析から浮かび上がらせます。

 1. なぜ彼らは飛躍の瞬間を掴めたのか?
   曹操、劉備、孫権を飛躍に導いたもの、
   そのきっかけの正体を分析。

 2. なぜ勢力を拡大し続ける英雄が生まれたのか?
   一時的な成功で消えていく人物が多い中で、
   なぜ彼らだけが成功し続けたのかの理由に迫ります。

 3. 勝ち残る者、敗北する者の人間関係の違い
   混沌とした時代にどんな人間関係を築くことが、
   飛躍につながるのかを乱世の人間力に学びます。

 4. なぜ英雄の後半生には、悲哀が漂うのか?
   なぜ英雄の後半生は失速の危険が多いのか、
   誰もが知りたい謎を解明します。

 5. 繁栄を続けた英雄たちの、人生を美しく
  完結させる叡智
   晩節を全うするために、どう生きればといのか、
   有終の美を飾った英雄たちの叡智を明らかにします。

ちなみに三国志には、歴史書である『正史 三国志
と、物語である『三国志演義』の2つがありますが、
本書の分析は史実を基本としています。

この本から何を活かすか?

私がこれまで読んだことがある三国志は、
小説では『吉川英治さん版の三国志』、
漫画では『横山光輝さん版の三国志』と
王欣太さんの『蒼天航路』です。

これから読もうと思って狙っているのが、
北方謙三さん版の三国志』です。

今、『北方さん版の水滸伝』を読んでいて、
これが「さすが北方さん」という面白さ。

水滸伝を読了したら、三国志へ進みます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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