活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

コンサルタントの「質問力」

2008年06月12日
問題解決・ロジカルシンキング・思考法 2
コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)
コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)
(2008/03/19)
野口 吉昭 商品詳細を見る

満足度★★★

「適切な質問ができた時点で、問題は、ほぼ解決している」
などど、よく言われる通り、
“質問力”は全ての人にとって欠かせない重要なスキルです。

本書は、その適切な質問をする力を、
優れたコンサルタントから学ぶための本です。

それでは、優秀なコンサルタントは、
いったい何を考え、どのように質問しているのか?

本書の著者、野口吉昭さんによると、
彼らは“3つの力”を駆使して質問し、問題解決に当たるそうです。

その質問力を構成する3つの力とは、

  ・仮説力 → すべての始まり、質問力の基本の基
  ・本質力 → 論理的に整理し、ワンメッセージに凝縮する力
  ・シナリオ力 → フレームワークを使って目的に導く力

であり、この3つの力は、
「仮説力と本質力をシナリオ力で組み立てる」
関係にあるようです。

本書では、野口さんのコンサルタントとしての経験から、
使えるテクニックが、この3つの力に沿って説明されています。

具体的な会話例や図も交えながら、
かなり分かりやすく説明されていますから、
理想的な質問がどのように展開されるかが、
本書を読むとイメージできます。

この本から何を活かすか?

野口さんは、

  「語彙力を磨かないと、本質を突いた質問はできない」

と言います。

本書でも、「ナラティブ・ベイスト・メディスン」、「利休鼠」など
私の知らない言葉が出てきました。

そこで、お遊び的に本書で紹介されていた、
NTTコミュニケーション科学基礎研究所の「語彙数推定テスト」に
挑戦してみました。

結果、私の語彙数は、50500語(3回の平均)と推定されました。

なんとか、大学生並の語彙はあるようです。

また、ついでに英語の語彙数を推定するサイト
探してやってみました。
(全120問なのでちょっと時間かかります。Newのボタンで開始。
ユーザーネームは登録しなくてもテストは受けられます。)

こちらは、8835語の推定結果に。

下2桁の35語って、よくわかりませんが、
どうやら今日は勘が冴えていたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.    
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント2件

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ゴリくんBook。

こんにちはv-10
私もこの本読みました(^。^)y-.。o○
確かに質問する内容で頭の良し悪しがわかっちゃう気がしますからね。
ストーリー立てていきたいもんですねv-7

またきますぅv-264

2008年06月13日 (金) 23:39

ikadoku

ゴリくんBook。さん

「質問する内容で頭の良し悪しがわかっちゃう」は、
サッカーの中田(元)選手や、
メジャーのイチロー選手にインタビューする人をみると、
より顕著だと、私は感じました。

2008年06月14日 (土) 06:36

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