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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方

満足度★★★
付箋数:20

左右社の樋口さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

少し前に知人と話していたときに、その知人の兄が
「大学で教えている」という話を聞きました。

その時に、私が自然と持ったのは、
「お兄さんはすごい人」というイメージでした。

話をしていた知人までも、ハロー効果の影響か、
少しアカデミックに見えてきました。

世間では、私と同じように「大学で教えている」
と聞くだけで、すごいと思ってしまうものです。

しかし、「大学講師には意外となれる」ようです。

本書は、士業の方やサラリーマンの方が、
副業として大学講師になるための本です。

著者の一人、石川和男さんがあるセミナーで、
次のように自己紹介をしたのが、本書ができる
きっかけでした。

  「昼間はサラリーマン。日曜日は専門学校で
  簿記講師。平日夜は大学で非常勤講師・・・・」

この自己紹介を聞いた編集者の樋口さんが、
サラリーマンでも大学で登壇できることに
興味を持ち、石川さんと講師のプロである、
千葉善春さんに本書の執筆を依頼しました。

大学に登壇するための必要最低限の条件は、
ある分野において一定の専門性を持っていること。

例えば、税理士や社会保険労務士、行政書士と
いった士業の方。

また、士業でなくとも、営業一筋だったり、
人事・総務のスペシャリストであるなど、
会社員として専門性を高めた方でも大丈夫です。

この条件を満たしていれば、誰でも簡単に
登壇できる訳ではありませんが、
大学以外の短大や専門学校を含めると、
講師になるのは、狭き門ではありません。

  「大学779校、短大346校、専門学校2823校、
  計3948校。登壇できる場は、3948校。
  もちろん田舎の分校のように1校に1人しか
  教員がいないわけではありません。
  10人平均でも39480人。100人平均で
  394800人に登壇するチャンスがあるのです。」

本書では、3つのルートに分けて高等教育機関の
講師になるための具体的な方法を解説します。

 タイプA 大学 非常勤講師ルート
  大学で授業を担当する非正規教員を目指す方

 タイプB 正規授業外講座 担当講師ルート
  大学の「課外講座」や「公開講座」の講師を
  目指す方

 タイプC 専門学校 非常勤講師ルート
  専門学校で授業を担当する非正規教員を
  目指す方

いずれのルートでも、現代の高等教育機関では、
アカデミックなものより、「実務寄り」な
講義内容が求められているようです。

それは、すぐに役立つ実践的な知識を
教えて欲しいと考える学生が増えているためです。

また、大学や専門学校側も学生を就職させる
ことを重要視しているからです。

だからこそ、何らかの専門性を持っている
サラリーマンにも講師になるチャンスが
増えているのです。

本書で解説される講師になるルートの中で、
一番ハードルの高い大学の非常勤講師であっても、
その門は決っして狭くはありません。

最も確実な方法は、有力なコネを作ること。

コネを見つけるために、興味のない内容でも、
大学の公開講座を積極的に受け、
自分が非常勤講師希望であることをアピール
し続けることが有効のようです。

特に、学長や理事長、古株の教授などの
キーパーソンが行っている公開講座や
講演会・セミナーには、何度も足を運び、
顔を覚えてもらうところから始めます。

また、タイプBやCの場合であっても、
紹介で採用になる場合が多いようです。

紹介されるためには、すでに登壇している
講師と知り合いになることが有効。

これまでの士業やサラリーマンの経験から、
実学について伝えたいことがある方にとっては、
非常に参考になる本だと思います。

この本から何を活かすか?

大学の非常勤講師の報酬は?

  「新任の非常勤講師の場合、報酬の相場は、
  90分講義1コマ当たり7000円~8000円くらいです」

時給にすると5400円くらいですが、
90分の講義を行うに当たり、時間をかけて
準備をしなければなりませんから、
それほど割のいい仕事ではありません。

本書では、あくまで「副業」として
非常勤講師になることを想定しています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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