活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ひらめき教室

満足度★★★
付箋数:20

 松井 こんにちは。
 佐藤 こんにちは。お久しぶりです・・・
   ではないですね。結構会ってますもんね。
 松井 番組で対談してから、大体、月一ぐらいの
   ペースで。もう四、五回は会いましたっけ。
 佐藤 初対面が番組の対談だったので、それ以降
   に食事しても、何となく対談風の座り方に
   なりますよね(笑)。
 松井 同席していた人に、「番組の続編だね」
   って言われました(笑)。

本書は400ものプロジェクトを同時に進める
世界的なデザイナーの佐藤オオキさんと、
TVアニメ化、実写映画化もされ大ヒットした漫画
暗殺教室』の作者、松井優征さんの対談本。

お二人は、2015年にNHK・Eテレの番組
「SWITCHインタビュー達人達」の対談がきっかけで
知り合いになりました。

本書はその番組の対談と、放送時間の都合上、
カットした部分、更に9ヶ月後にあらためて
行われた対談を再構成したものです。

初めて会う二人が対談するわけですから、
波長が合う場合もあれば、そうでない場合も
あります。

佐藤さんと松井さんの対談では、
完全に波長が合って意気投合しました。

  「自分で言うのもおかしな話なのですが、
  この対談が初対面とは思えないぐらい、
  噛み合ったのです。 “友達が少ない”
   “親がきびしかった” などの共通点が多く、
  お互い似ているなという感触をつかんだ後は、
  一気呵成。話題が仕事のことに及ぶや、
  言っていることがほぼツーカーで伝わりました。」

松井さんは、お二人が初めて会ったときのことを
このように思い返しています。

一方、佐藤さんは「ものづくり」について話す
お二人の関係を次のように表現しています。

  「そんな異業種の二人の間で、今、おもしろい
  関係が生まれていることを実感しています。
  喩えて言うなら、ボクシングのスパーリング
  でしょうか。本気で殴りあったりはしないものの、
  拳を交わすことでお互いを高め合う・・・。」

クリエイターとデザイナーという立場は違いますが、
創作活動をすることにおいて、お二人は共通した
考えをもっていることがわかります。

その中で面白かったのは、自分の弱点を一度
認めることで、強くなることです。

 松井 楽できるところは相応に楽をして、
   注力するときは注力して、という姿勢が肝心
   ですよね。
   そういう意味では「自分に大した才能がない」
   が、僕の漫画家としての基本戦略なんです。
 佐藤 まったく一緒です。それは早い段階から
   そうでしたか?
 松井 新人のころからですね。(中略)
   自分の才能のなさ、弱点を認めた人は
   本当に強いですよ。(中略)
 佐藤 そういえば『暗殺教室』も、「弱者戦略」が
   大きなテーマになっていません?
 松井 そうなんです。暗殺も、弱い者が強い者を
   倒すための戦略なんですよね。

実は松井さんも佐藤さんも、「絵が上手くない」
という自分の弱点を認めているからこそ、
ストーリーやコンセプトなどで、他に負けない
ものを生み出すことができているようです。

他にも、クライアントの問題を解決しようと
するときに、マーケティングの視点とデザインの
視点では違うという佐藤さんの話しが、
なかなか興味深かったです。

マーケティングは過去の延長線上に未来を見て、
デザインではポーンと先に未来を見てから、
今の課題を見つけるようです。

この本から何を活かすか?

週刊少年ジャンプに2012年から連載されていた
暗殺教室』が第180話をもって終了しました。

実は、松井さんは第1話の段階から、
最終回の内容を決めて、
計画的にストーリーを進めていました。

毎週1つずつの作品ではなく、全部を通じて
1つの作品という意識で連載していたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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