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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?

満足度★★★
付箋数:24

本書は「ドローン(Drone)」についての本ですが、
ドローンが何なのかを詳細に語る本ではありません。

高城剛さんが語るのは「未来」です。

ここで、「なぜ、ドローンなの?」と思う人と、
「やっぱり、ドローンだよね」と思う人に、
反応が大きく別れます。

ちなみに、ドローンとはUAV(Unmanned Aerial
Vehicle)とも呼ばれる無人航空機。

回転翼が少なくとも3つ以上ついていて、
大きさは10センチ程度のものから30メートル程度の
ものまであります。

ニュースなどでも話題になっていたので、
今では小学生から高齢者まで、
その名を聞いたことがあるでしょう。

「あのラジコンみたいなヤツね」とオモチャとして
認識した方は、「なぜ、ドローン?」なのか、
さっぱり理解できないかもしれません。

また、ドローンが宅配便や、危険な場所での
点検作業、農業への活用などが期待されている
ことをニュースで知っている方でも、
「ドローンで未来が変わるって大袈裟じゃない?」
と思うかもしれません。

しかし、高城さんはIT革命の次に来るのは、
「ドローン革命」だと言います。

  「これまで世界には、技術革新の波が何度か
  訪れている。200年前に起きた産業革命をはじめ、
  自動車やコンピュータの登場、IT革命などが、
  世の中をガラリと変えてきた。
  そして次に来るのは、ドローンを中心とした
  ロボティクス革命だ。(中略)
   “空の産業革命” であるドローンは、今までに
  なかった “重力への挑戦” だ。僕自身はその到来を
  信じて疑わない。また、クリス・アンダーソンを
  はじめとする世界的なIT識者たちも同様に
  考えており、どうやら世界はそれに向かって
  静かに、しかしスピーディーに進んでいる。」

高城さんの言うドローン革命を理解するには、
「インターネットの延長線上にないドローン」と
「インターネットの延長線上にあるドローン」の
2つに分けて考える必要があります。

これはインターネットに接続されていないPCと
接続されているPCぐらいに大きく違います。

外から見て同じでも、ネットに繋がっているか
どうかで、まったくの別物になります。

これはドローンについても同じ。

今、多くの人が空撮などに使っているのは、
ネットの延長線上にないドローンです。

これに対して、ネットの延長線上にあるドローン
とは、誰かがコントローラーを操作して飛ばす
ものではなく、基本的に自律飛行します。

そして、ネットの延長線上にあるドローンは
「現実世界のサーチエンジン」という未来を
つくる可能性を秘めています。

街中をたくさんのドローンが自律飛行する
社会がやってきたと想像してみてください。

「新宿三丁目にいる緑色の服を着た人」とか
「ニューヨーク五番街で売られている家具」
などの条件で、ドローンがそこまで飛んでいって、
現実世界を検索できるようになるのです。

つまり、ドローンは今までデジタル化できずに、
ネットワーク上に乗らなかったものさえも、
人の手を介さずネットワークの中に取り込み、
インターネットを現実空間へと拡張します。

3年半で30機を超えるドローンを購入し、
1000万円以上のお金をつぎ込んだ高城さん。

これまでも最新テクノロジーのデバイスには、
多くのお金を使ってきましたが、
ドローンには、直感的に「未来」を感じたそうです。

本書では、高城さんが見た、ドローンがもたらす
未来像を披露してくれます。

この本から何を活かすか?

本書のタイトルは、映画『ブレードランナー』の
原作として知られるフィリップ・K・ディックさん
の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』への
オマージュが込められています。

高城さんは、突如、ドローンが目の前に出現して、
仕事を奪われた宅配便ドライバーの複雑な想いを
考えたそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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