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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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大前研一 世界を知る6つの特別講義

満足度★★★★
付箋数:25

本書は、大前研一さんによる企業経営者向け勉強会
「向研会」の講義内容を書籍化したものです。

その講義内容は、「大前研一ビジネスジャーナル」
として、オンデマンド (ペーパーバック)版または
Kindle版として、既にNo.9まで刊行されています。

本書はNo.1~No.3までの総集編です。

ですから、「大前研一ビジネスジャーナル」を
読んでいる方は、内容が完全に重複していますので
ご注意ください。

No.9まで出ている内の、No.3までと考えると、
本書ではカバーされいる内容が少ないように
感じるかもしれませんが、ここまででも内容は
かなり充実しています。

400ページを超える、圧倒的なボリューム。

  「私のセミナーにおける一貫したテーマとして、
   “グローバル” というものがあります。
  なぜグローバルかというと、私が参加者の皆さんに
  伝えようとしている基本的な軸というのが、
   “日本がなぜいつまでも低迷しているのか” 
  というところにあるからです。
  そして、この “グローバル” や日本の経済、
  企業経営を考える上でキーワードになってくるのが
   “コンシューマー” と“ テクノロジー” です。」

マーケティングやアカウンティング、統計などの
実務的な内容は講義に含まれていません。

あくまでもグローバルに企業経営や日本経済を
考えるために、イノベーションやテクノロジー
などが講義の中心に据えられています。

国・企業・コンシューマーがどう関わって、
社会、経済、経営がどうなるかについて分析し、
世界的に成功するための施策を考えていきます。

  講義1. ビジネスモデルを知る
     産業の境界線を越えていく企業
  講義2. 市場を知る
     テクノロジーが創る新たな市場
  講義3. イノベーションを知る
     「技術×市場=イノベーション」の方程式
  講義4. コンシューマーを知る
     消費者の新潮流
  講義5. 経済を知る
     世界経済のジレンマ
  講義6. アジアを知る
     アジア・グローバルの今

6つの講義は、いつも、いろいろなメディアで
大前さんが語っているテーマの内容です。

通常は紙面や時間の制限があり、
大前さんが結論を出すに至った背景が
すべて公開されているわけではありません。

ですから、一般の人からすると大前さんの考えは
「言っていることはわかるが、飛躍している」と
感じることさえあります。

しかし、本書では大前さんが結論を出すまでの
ロジックやそれを支えるデータも細かく
示されているので、非常に高い納得感が
得られると思います。

本書の講義は、問題解決をするときに、
どのようなデータを集め、どう分析して、
どのように思考して結論を出すかを学ぶための、
良い教材にもなります。

本書のために大前さんが書き下ろした文章は、
わずか「8行」しかありませんが、
good.book編集部の編集が非常に上手く、
本書のために大前さんが講義をしたと言われても、
あまり違和感がありません。

大前さんの各講義の前に、編集部で2~3ページの
イントロダクション(サマリー)を入れていますが、
これがいいつなぎ役を果たして、
書籍としての完成度を高めています。

この本から何を活かすか?

企業が生き残るための4つの課題

  1. 自己否定できるか?
  2. テクノロジーを取り入れ、テクノロジー企業
   へと変貌できるか?
  3. エコシステムにどうかかわるか
  4. 構想を描けるか

これは個人が生き残る条件(成長する条件)と
考えてみても面白そうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経営・戦略 | 10:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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