活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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日本でいちばん社員のやる気が上がる会社

満足度★★★
付箋数:19

  「人、とりわけ社員とその家族を大切にしている
  企業の業績は例外なく高く、逆に業績向上の
  手段・コストなどど位置づけている企業の業績は、
  例外なく低い、ということが、多くの企業研究の
  成果として近年、明らかになっています。(中略)
  社員の満足度やモチベーションが高い企業に
  おいては、共通する特徴がいくつかありますが、
  その一つが “いい福利厚生制度” の存在と
  その自然な利活用です。」

このように社員やその家族を大切にすることと、
「いい福利厚生制度」の重要性を説くのは、
日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズで
有名な坂本光司さんです。

坂本さんの研究室で行った調査によると、
福利厚生を充実できない理由として、
中小企業で最も多く挙がっていたのが
「経済的に余裕がない」でした。

しかし、坂本さんは、大金は使わなくても
工夫された「いい福利厚生制度」は、
たくさんあると言います。

  「本書はこうした中小企業の実態と、
  どんな制度があるのかを知りたいという要望を
  踏まえ、資本力に限界のある中小企業が
  実践している、社員とその家族が喜ぶであろう
  制度や、お金のかからない制度を100事例
  紹介するとともに、その効果的導入のポイント
  などについて述べました。」

本書で他の企業の導入事例を知ることは、
イメージが広がり、自社に必要な制度を
考えるヒントになるはずです。

ちなみに、最近の新しい福利厚生制度の導入では、
これまでとは違った2つの傾向が見られます。

1つは、従来の「社員個人」に対するものから、
「社員だけでなくその家族」に対するものへと
福利厚生制度が充実されていること。

もう1つは、「社員を企業の一員」として考える
のではなく、「家族の一員としての社員」と
考えるようになっていること。

例えば、社員や家族のメモリアルデーや
その絆・関係性を意識した制度の導入が
多くなっているようです。

では、本書から私が気になった福利厚生制度を
いくつか紹介します。

 茨城県信用組合の出産祝い金

  第一子の20万円から始まり、第三子で100万円、
  第四子で200万円、第五子以降で300万円。

これはお金のかかる制度ですが、5人産めば、
600万円以上のお祝い金がもらえる計算ですから、
少子化対策としては効果がありそうです。

 建築土木造園会社エイトの特別休暇

  この会社では、両親・妻・子どもの誕生日、
  そして両親・配偶者等の命日に、
  法定有給休暇とは別に特別休暇を付与。

  また、4年に一度のオリンピック休暇として、
  連続10日間のリフレッシュ休暇が取れる
  制度を導入しています。

こららの休暇制度は、社員が休んでも仕事が
回るかどうかが問題ですから、あまりお金をかけず、
知恵を絞れば導入できそうな制度です。

 キッチン雑貨オークスの褒め言葉プレゼント

  社員一人ひとりに、褒め言葉を100以上
  集めて、それをカラー印刷して渡す。

これは制度というよりイベントです。

しかし、自分が大切にされている、
必要とされていることが実感できるでしょう。

この会社では、「大切な友人に我が社で一緒に
働くことを勧めたいか?」の質問に対し、
大多数の社員が「勧めたい」と答えています。

この本から何を活かすか?

坂本さんは、「真に社員とその家族のためになる
福利厚生制度」の導入と運営に必要な5つの視点を
本書の最終章でまとめています。

  1. 業績向上の手段ではなく社員とその家族の
   幸せのため
  2. 制度の導入よりも企業風土が大切
  3. 全体対応よりは個別対応
  4. 社員だけでなくその家族も
  5. 金銭より心安らぐ福利厚生制度を

こういう視点で福利厚生制度を導入する会社が
少しでも増えて欲しいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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