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ikadoku

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新企画 渾身の企画と発想の手の内すべて見せます

2016年04月09日
アイディア・発想法・企画 0
満足度★★★
付箋数:23

新ニュースバラエティー「コメンテーター選手権」

この番組は、ニュースに新たな見方を加え、
エンターテイメントショーに昇華させた番組。

視聴者は、ニュースやワイドショーで、
コメンテーターたちの発する言葉に、
共感したり、スッキリしたり、
時には怒ったりしながら楽しんでいます。

しかし、視聴者が本当に楽しみしている
コメンテーターの人数は限られています。

各局は、マツコ・デラックスさんや
テリー伊藤さんに続く、コメント力のある人を
探し続けています。

そこで、この新企画は、「新たなコメンテーターを
オーディションしていく番組」です。

番組は生放送で、5人のコメンテーター候補が、
クイズ番組の解答者のような席に座らされます。

コメンテーター候補は、基本的にあまり
テレビへの出演経験の少ない人たち。

ベテラン新聞記者、雑誌のライター、美人東大生、
2丁目のオネエ、本は売れていないけど玄人受けは
している放送作家など。

番組では、今週のニュースが流れ、
コメンテーター候補たちはそれを見て、
どう思ったか、どう感じたかを
1人30秒ずつコメントしていきます。

5人がコメントし終わったら、スタジオにいる
100人が、どのコメントが良かったか、審査し、
投票し、その投票数が得点になります。

1時間番組の中で、10本ほどのニュースが流れ、
その度に、5人のコメンテーター候補は、
自分の考えをコメントし、得点がついていきます。

最終的に、一番得点を取ったコメンテーター候補が
優勝者となり、次の週も出場していくという企画。

視聴者は今週のニュースを見ながら、
新しいコメンテーターをオーディションで発掘します。

今まで埋もれていた人材が、
スターになっていく瞬間を目撃できる
エンターテイメント要素を持った番組です。

この企画のポイントは、「脇役を主役に変える」
ことで、見方を大きく変えていること。

「塩にこだわったおにぎり」や
「福神漬けを主役にしたカレーライス」のように、
あえて主役じゃなくて、脇役を前に打ち出すことで、
モノの見方を変えてしまう手法です。

本来アピールしてなかったところを
アピールすることで目立ち、ヒットにつながります。

この「コメンテーター選手権」は、放送作家の
鈴木おさむさんが、本書のために書き下ろした
新企画です。

鈴木さんと言えば、お笑い芸人森三中の
大島美幸さんの旦那さんで、育児休暇を取った
ことでも話題になりましたね。

  「この本では、僕がテレビとネットの番組、
  アプリなどにまつわる新企画を考え、それに
   “企画術” と称して、どうやって考えたのか?
  企画の考え方や作り方などを、今まで作ってきた
  番組や映画、本などを振り返りながら、
  公開していくことにしました。」

過去の番組の振り返りはあるものの、
題材となる22の企画は、すべて本書のために
新たに考えられた企画です。

その企画に対して、どのようにして発想したかを
鈴木さん自身が解説します。

 ・投資家対戦バラエティー「金の神」
 ・恋愛再現バラエティー
  「50キュン・GOJUKYUN」
 ・脚本家トーク
  「あのドラマの続きを脚本家が考えてみた」
 ・ドラマ「EYE PHONE
  ~脳にWi-Fiが埋め込まれた男」
 ・対決バラエティー「右利きVS左利き」

こういった企画を発想するための手法が
抽象化したノウハウとしてまとめられているので、
一般のビジネスパーソンでも参考になります。

この本から何を活かすか?

  「器を変える技術」

これは既に生み出されているものの形を変えて、
新しく見せるテクニック。

鈴木さんが実際に関わった番組では、
「SMAP×SMAP」がこの発想術が使われています。

今まで芸人さんたちがやってきたことを
SMAPがやることによって、新しく格好良く
見せることを意図して作られたようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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