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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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社外プレゼンの資料作成術

満足度★★★
付箋数:21

   「プレゼンというと、 “話し方” が大事と
  よく言われます。私も、若いころはそう思って
  いました。人前に出るのが苦手で口下手な私は、
  そのことに強いコンプレックスを感じていた
  ものです。
  しかし、今は違います。一般のビジネスパーソン
  は、なまじ上手に話せないほうがいいと
  思っています。」

これだけ売り込みが多い時代ですから、
プレゼンの際に、あまりにも営業トークが
上手すぎると、かえって警戒心や不信感を
持たれてしまいます。

ですから、「話し方」は磨かない方がイイ。

では、プレゼンは何によって決まるのか?

  「プレゼン資料です。資料はプレゼン本番の
  シナリオのようなもの。ポイントを押さえた
  資料をつくることができれば、
  本番ではシナリオに沿って話すだけでOK。
  どんなに口下手でも、万全の資料を用意できれば
  自信をもって話すことができます。
  そして、優れた資料であれば、必ず結果は
  出ます。営業プレゼンであれば、 “3分” で
  相手から確実にポジティブな反応を
  獲得することができるのです。」

本書は、タイトルの通り、「社外向け」の
プレゼン資料作成方法を解説した本です。

著者は、『社内プレゼンの資料作成術』が
好評だった前田鎌利さんです。

かつて孫正義さんのプレゼン資料を作っていた
前田さんが、これまで培ってきたノウハウを
惜しみなく公開しています。

ところで、社内プレゼンと社外プレゼンでは、
作成するスライドは、どう違うのか?

どちらのスライドも、シンプルかつロジカルで
あることが求められている点は共通しています。

違いは、問題意識や願望です。

社内プレゼンは、利害が共通した身内が対象。

プレゼンする側とされる側の問題意識や願望は
基本的に一致しています。

一方、社外プレゼンの相手は身内では
ありませんから、問題意識や願望が異なります。

プレゼンを聞く必要性さえ感じていない場合も
ありますから、「感情」に訴え、「心を動かす」
ことが何よりも重要なのです。

それでは、どのようなスライドを作れば、
相手の心を動かすことができるのか?

  「大事なのは、相手の “感情の動き” を
  意識しながらプレゼン全体のストーリーを
  組み立てること。ストーリーというと難しく
  聞こえるかもしれませんが、そんなことは
  ありません。社外プレゼンのストーリーは、
  1つだけ覚えれば大丈夫。」

それは、「共感→信頼→納得→決断」という
ストーリーです。

まず、「そうそう、それで悩んでいるんだ」と
共感してもらいます。

次に、「この人の話は聞く価値がありそうだ」と
信頼してもらいます。

そして、「この人の言うとおりにすれば、
確かに問題は解決しそうだ」と納得してもらいます。

最後に、「よし、やってみよう」と決断してもらう。

相手が、この4つの「感情」をたどることを
イメージしながら、必要な要素を組み立てます。

本書のスライド作成ノウハウは、この「感情」に
訴えることを中心としていますので、
言葉の選び方から、どんな「画像」や「文字」を
使うかまで、細かく解説されています。

社外プレゼンの指南書はたくさん出ていますが、
その中でも本書は、「初めの一冊」に、
ちょうどいい本だと思います。

この本から何を活かすか?

  ポジティブ情報は「ゴシック+青字」
  ネガティブ情報は「明朝+赤字」

ネガティブ・メッセージをゴシックにしても、
「心に迫ってくる」ものがないようです。

効果的なスライドにするには、モノクロ写真を
背景にして、ネガティブ情報を「明朝+赤字」で
作るのがいいようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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