活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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情報の強者

満足度★★★
付箋数:21

伊藤洋一さんは、毎朝「午前3時」に目を覚まし、
ベッドの中でスマホを使って1時間ほど
情報をチェックし、午前4時には再び眠るそうです。

なぜ、わざわざ「午前3時」に起きるのか?

理由は2つあります。

1つ目は、各新聞社の「特ダネ」が、
午前3時に一斉に流れるから。

特ダネとは、各社が独自に「うちはこんな大きな
情報をもっていますよ」と大々的に報道する
ネタのこと。

新聞社にとって、特ダネの有無は取材力を表す
指標でもあり、どれだけスッパ抜けるかが、
死活問題にもつながります。

ですから、各新聞社は最終版まで特ダネを
絶対に載せず、他社に後追いされないように
ひた隠しにします。

これは新聞社のネットサイトも同様です。

しかし、午前3時になると事情は大きく変わります。

「他社が絶対に追えない時間」になるため、
新聞社のネットサイトにも特ダネ、独自ネタが
次々と並び始めます。

伊藤さんは、このスクープをチェックするために、
あえて午前3時に目を覚ますのです。

2つ目の理由は、世界のマーケットを
チェックするのに便利な時間帯だから。

日本の午前3時は、ニューヨークの午後2時
(冬場は午後3時)に当たり、マーケットが
クローズするまで残り2~3時間の時間帯です。

その日のニューヨークのマーケットが、
どう終わるかが、ほぼ見えている段階。

また、この時間帯はヨーロッパのマーケットは
既にクローズしているため、ロンドンなどの
終値も同時にチェックできます。

私は、伊藤さんより1時間遅い4時に起きていますが、
世界のマーケット動向をチェックする上では、
3時に起きるのと、それほど大きく変わらないと
感じています。

さて、本書は巷に溢れるニュースなどの情報に
溺れて、「情報弱者」にならないための指南本。

伊藤さん流の情報の「拾い方」、「読み方」、
「つなげ方」、「出し方」が解説されています。

興味深いのは、「情報のループを作る」
という考え方。

伊藤さんが「情報のループ」と表現するのは、
集めた情報を他の情報とリンクさせ、
自分にとって価値のあるものに変える作業です。

単に情報にストーリーを持たせる一方向の
流れではなく、情報同士が相互に関連しあって
影響を与えるサイクルです。

ネットワークと表現する方がつながり方は
シックリきますが、常に更新し続けるので、
伊藤さんはループという表現を使っています。

  「ループをたくさん持っておいて、
  情報を得た際に常に更新し続けるのだ。
  様々なテーマについて、できるだけ多くの
  ループを作ることを私は心がけている。
  イメージとしては、脳内に無数のループが
  存在し、立体的に交差しているという感じだ。」

情報のループがある人とない人では、
同じニュースを聞いても、そこから考えられる
ことが大きく違ってきます。

例えば、ある画期的な発電技術が日本で
発明されたというニュースを聞いたとします。

情報のループを持たない人のは、
「すごいですね、やっぱり日本の科学技術は
素晴らしいですね」という当たり障りのない
感想しか持てません。

一方、情報のループを持っている人は、
たとえその技術の専門的な知識がなくても、
「それは他の件とどのように関連するのか」、
「別のあの情報と矛盾しないのか」、
「これによって、次にこうなるのではないか」
といった具合に連想することができます。

情報は単体で持っていても意味がなく、
「つながり」で持ってこそ、自分で仮説を作る
ことができるようです。

この本から何を活かすか?

  大きな事件が起きたらニュースから離れろ

世間の注目を集めるような事件が起きた場合、
報道合戦になり、どのメディアも繰り返し、
同じネタの最新情報を流し続けます。

こういった場合、同じ情報ばかりを摂取して
しまうので、一定情報が入った段階で、
そのニュースの情報をあえて遮断することを
伊藤さんは勧めています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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