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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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6万人のビジネスマンを教えてわかった 時間がない人ほど上達する英語勉強法

満足度★★★
付箋数:21

本書のタイトルは、「時間がない人ほど上達する
英語勉強法」とありますが、若干、誤解を招く
表現のように思えます。

時間がある人よりも、時間がない人に対して、
より効果を発揮する英語勉強法という意味では
ありません。

文章として「時間がない人ほど上達する」で
一度区切り、その忙しい人向けの「英語勉強法」
を示しているのが正しい解釈です。

著者の中村澄子さんは、TOEIC専門スクールを
運営されている方。

中村さんが、多くのビジネスパーソンを
指導する中で、感じたことが
「忙しくて時間がない人ほど、英語の上達が速い」
ということでした。

なぜ、忙しい人ほど、上達が速いのか?

  「忙しい仕事で培われた集中力と段取り力が、
  英語力のアップにもよい効果を及ぼしている
  のでしょう。」

普段から忙しいゆえに、時間に対する感覚が鋭く、
何でも効率よくこなす体質が染み付いているため、
英語を勉強しても、短期間で結果が出せるのです。

英語学習では、何を目的に、どこをゴールに
設定するかによって、勉強法が異なります。

本書の目的は、ビジネス英語。

  「 “ビジネスで使える英語” をマスターしたい
  のに “映画を字幕なしで観る訓練” から始めて
  しまうと、いつまで経っても目的地には
  到達しません。
  本書は特に “ビジネスで使える英語” を
  最短距離で目指すためのルートを示します。」

大まかな学習ルートとしては、最初にTOEICの
勉強から始めます。

TOEICから始める理由は2つ。

1つ目は、TOEICはビジネスパーソンが、
「文法」「単語」「聞く力」「読む力」の
土台を作るのに非常に適した構成・内容に
なっているから。

ここを固めておくと、その先の「話す力」
「書く力」「ビジネス英語」へと進む上で
非常に役立つからです。

2つ目の理由は、多くの企業がTOEICを
社員の英語力を計る基準として、
人事評価にも組み入れているから。

いいスコアは取っておいて損はありません。

ただし、中村さんの指導では、
TOEICはあくまで短期決戦で挑み、
満点や900点以上を目標としません。

TOEICは、800点(または860点)で卒業します。

なぜなら、それ以上は費用対効果が低いから。

860~900点の間には「壁」があり、
かなりの時間・費用・労力がかかります。

そこにエネルギーを使うよりも、
基礎ができた後は、実際にビジネスで
使うための英語に勉強をシフトさせます。

ちなみに、中村さんの言う「短期決戦」とは、
3ヶ月から半年の期間です。

英語の勉強を始めて遅くとも半年で
TOEIC800点を取り、そこから話す力や書く力を
磨くのが本書の英語学習の道筋です。

もともと英語が苦手だったり、何年も英語から
遠ざかっている人でも、3ヶ月で目標スコアに
達する人は大勢いると中村さんは言います。

そういう人もいるとは思いますが、
決して割合は高くないはずです。

本書では、NHKラジオの『実践ビジネス英語』を
「初級者用教材」として紹介していますから、
ひょっとすると前提とするレベルが違うのかも
しれません。

この本から何を活かすか?

  「最低限の単語、文法の知識を得たら、
  今度はその知識を総動員して、文を組み立てて
  言いたいことを声に出す “ひとりアウトプット” 
  をします。考えてようやく出てくるようでは
  ダメで、瞬時にパッと口に出せるように
  ならなければなりません。
  それには訓練あるのみです。」

アウトプット用の教材の1つとして
薦められていたのが、日向清人さんの
ディクテーションで覚える
ビジネス英語必須パターン123
』です。

本来はディクテーション用の本ですが、
ビジネスで使えるフレーズが厳選されていて、
口に出して練習するには良いようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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