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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ハーバードでいちばん人気の国・日本

満足度★★★
付箋数:22

  「コロンビア大学経営大学院に留学していた
  ころ、授業中、英語でうまく発言することが
  できなかった私は、立て板の水のごとく発言する
  アメリカ人を横目に、よく、こう思ったものです。
   “あー、できるものなら、アメリカ人に
  生まれたかった”  “古文や漢文を勉強していた
  時間を英語に回していたら、この人たちには
  絶対に負けなかったのに・・・” 
  ところが本書を書いてみて、いかに自分の
  価値観が間違っていたかに気づきました。
  日本人がどれだけ世界から羨ましがられる存在
  であるかがわかったからです。
  日本人の強みは日本人である。
  ハーバード教授陣からの熱い激励のメッセージが、
  私だけではなく、多くの日本人を勇気づける
  ことを願います。」

世界の最高学府、ハーバード大学経営大学院で、
一番人気のある国が「日本」だといいます。

ハーバード1年生は、毎年春になると研修旅行に
参加することが通例となっています。

行き先は、インド、イスラエル、イタリアなど
約10カ国。

その中で一番人気となっているのが日本です。

参加者の募集をすると、わずか数分で
定員100名が埋まってしまうほどの人気ぶり。

(※日本への研修ツアーは、児玉教仁さん著の
ハーバード流宴会術』に詳しく書かれています)

また、ハーバードではケースメソッドを用いて、
各企業の事例を授業で議論しますが、
そのケースにおいても日本の事例は、
学生からの評価が高いそうです。

必須科目で学ぶ日本の事例は次の6本。

  トヨタ自動車、楽天、全日本空輸、
  本田技研工業、日本航空、アベノミクス

更に教員の間でも、日本を再評価する機運が
高まっていて、2014年3月下旬、18名の教授陣が
研修プログラムで来日しました。

これは全教授陣の1割近くにあたり、
これほどの人数が日本企業を視察するために
一斉に来日したのは史上初めてのことでした。

本書はそんな人気の「日本」について、
佐藤智恵さんが、ハーバードの教授陣に取材し、
「日本から何を学んだのか」をまとめた本です。

これまでも、佐藤さんは『ハーバード合格基準
や『世界のエリートの「失敗力」』などを
執筆していて、MBA取材には定評があります。

なぜ、そこまで日本が注目されているのか?

佐藤さんは、ハーバードで人気の理由を
次のように分析します。

  「その一つの要因として考えられるのが、
  日本が "不確実性の時代を生きていくうえでの
  指針” を示してくれることだ。」

日本の中にいると、なかなか日本の良さが
実感できませんが、外から見るとその真価が
わかるという訳です。

本書では以下の11事例が紹介されています。

  ・「新幹線お掃除劇場」は日本の誇りだ
  ・なぜトヨタは圧倒的に強いのか
  ・世界初の先物市場・堂島米市場
  ・社会制度は変えられる
   ―明治維新と岩崎弥太郎
  ・日本の金融政策、そしてアベノミクス
  ・日本企業で最も売れた教材はホンダ
  ・ “場を提供する” ビジネスに挑む
   六本木ヒルズとグリー
  ・保護産業が世界に羽ばたく
   ―ANAのグローバル戦略
  ・楽天が断行した社内英語公用語化
  ・トルーマンと原爆投下の是非
  ・福島第二原発を救った「チーム増田」

この本から何を活かすか?

  「今回、最も多くの教授が日本の強みとして
  指摘したのは、 “人的資本” である。
  つまり、日本人の強みは日本人だ、ということだ」

特に次の6点において、日本の評価が高いようです。

  1. 高い教育水準
  2. 分析的な特性
  3. 美意識、美的センス
  4. 人を大切にするマインドと改善の精神
  5. 環境意識と自然観
  6. 社会意識

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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