活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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やむなくリーダーになる人が結果を出すために読む本

満足度★★★
付箋数:19

リーダーになんか、なりたいと思ったことは
一度もない。

できれば、そんな責任があってプレッシャーの
かかるポジションなんかやりたくない。

そう思っていても、突然、リーダーになることを
言い渡されることがあります。

本書はそんな立場のリーダーが読む本です。

なぜ、リーダーになることがコワイのか?

それは、リーダーは他よりも卓越していて、
能力もハンパなく優れているという思い込みが
あるからです。

イメージするのは、カリスマ性があって、
周囲の期待に応えるリーダー像です。

しかし、本書の著者、折戸裕子さんは、
そんなリーダー像など捨ててしまえと言います。

リーダーを言い渡されたからといって、
急に能力が高まるわけではないことは、
あなたのチームのメンバーだって知っています。

  「リーダーは単なる役割です。あなたがリーダー
  らしくあろうとするから、うまくいかないことも
  あるのです。まずは、今、自分の頭の中を
  占めている “こうあるべきリーダー像” を
  なくしてみましょう。」

また、折戸さんは、若手リーダーは、
自分のリーダー像のみならず、周囲の期待にも
応えなくても問題ないと言います。

なぜなら、周囲から期待されるラインは
人によってバラバラだから。

リーダーになった途端、後輩はリーダーへの
期待値を高めるかもしれません。

同僚は負けじとライバル視して、自分と同じ
ラインで競う人もいるでしょう。

先輩は自分より下と見る傾向があるので、
「きっと、この程度しかできないだろう」と
やっかみ半分で、できないことを期待される
場合があります。

そもそも人がリーダーに期待するラインは
これだけ違うので、相手の立ち位置によって、
使い分けることが不可能なのです。

それでは、リーダーはどのように振る舞えば
いいのでしょうか?

  「実力や関係性を意識する余白を持たせずに、
  今、自分が成すべきことだけに集中して、
  相手と向き合う。相手がどう見るかではなく、
  軸を自分に置くという考え方に転換できれば、
  視界が変わります。」

ブレない軸を自分の中に置くことについて、
お手本にしたいのが、サッカーのキング・カズ
こと三浦知良選手です。

2015年4月12日放送のTBS「サンデーモーニング」
で、野球評論家の張本勲さんが、カズ選手に
「もうお辞めなさい」と引退勧告したことに対し、
「言われるのは光栄。激励だと思って頑張る」
と対応したことが話題になりました。

カズ選手は、この対応に限らず、
プロのサッカー選手として、ブレずに真っ直ぐ、
王道を歩む努力を日々続けています。

この「軸」について、カズ選手は新聞に寄稿した
コラムで、次のように語っています。

  「目標とは到達して一度は達成となるもの
  だけど、終わりは訪れない。(中略)
  1つのゴール、1つのプレーで、極論すれば
  人生さえも変わると思ってやっている。
  1つのヒット、得点、勝ち負け。
  その1つのために365日を費やし、積み重ねる。
  それがプロなんだね。」

カズ選手は、あまりにカッコ良すぎますが、
誠実さと一貫した姿勢は周囲を安心させますから、
是非、手本にしたいところです。

本書は、自信がないままリーダーになって
しまった人が、自分なりの新しいリーダー像を
見つける手助けをしてくれます。

この本から何を活かすか?

  「リーダーは実務者の一員なのに、
  まるで選ばれた人かのような行動様式に
  ハマっていませんか?」

現場のリーダーは特別枠ではありません。

求められているのは、偉いリーダーではなく、
メンバーと共に戦うリーダーです。

リーダーを特別枠と考えてしまうのは、
特に、初めて現場のリーダーになった時に、
陥りやすい失敗なので注意したいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| リーダーシップ | 09:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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