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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

数字力×EXCELで最強のビジネスマンになる本

2016年02月16日
問題解決・ロジカルシンキング・思考法 0
満足度★★★
付箋数:21

  「本書は、いわゆる “EXCEL本” ではありません。
  純粋なEXCELスキルを身に付けたい方は、
  ちまたにあふれるEXCEL本をお買い求めください。
  筆者は、 “EXCELはただのツールに過ぎない” と
  考えています。 “EXCELをどう使うか” という
  以前に、 “EXCELで何をしたいのか” を明らかに
  することのほうが大切です。本書では、
  その “目的”  “ゴール” を解説しています。」

タイトルに「EXCEL」と入っていますが、
EXCELの使い方は、あくまでオマケ。

本書は、ビジネスで必要な「数字力」を身につける
ための本です。

著者は、アクセンチュア在籍時には、幅広い領域で
戦略コンサルティング行っていた田中耕比古さん。

外資系コンサルタント流の「仕事」と「数字」の
考え方を解説します。

ところで、なぜ、コンサルタントは「数字」を
重視するのでしょうか?

それは、クライアントを納得させるためには、
「数字」=「ファクト」が必要だからです。

コンサルタントの提案は、必ずしもクライアントが
聞きたいものではありません。

クライアントにとっては耳の痛い、そして社内を
説得して、動かさなければなければならない
提案をしなければなりません。

そんな場合でも、数字によって裏付けされた事実を
しっかりと持つことで、コンサルタントは自らが
正しいと信じる主張を行うことができるのです。

コンサルタントが、「数字」を使って説得するのは、
問題解決のためですから、その目的を考えると、
「数字」は、コンサルタントだけに必要なもの
ではありません。

もう少し詳しく言うと、「数字」を見る目的は
2つあります。

1つは、数字を用いて物事を正確に捉える
ことにより、「気付き」を得ること。

もう1つは、自分の考えが正しいかどうかを
数字で「検証」すること。

実は、数字で何かに「気付けるかどうか」が、
ビジネスにおいては、非常に大きな分かれ道に
なります。

気付けない人は、数字を「単なる数字」と
見てしまい、情報を受け流してしまいます。

結果、深く考えることができず、
新しいアイディアを思いついたときに、
検証せずに飛び付いてしまう傾向があります。

一方、数字を見て「気付ける」人は、その気付きを
自分の業務と関連付けて考えることができます。

数字を見て「あれ?」と思ったら、
「なぜこの数字なんだろう?」と考えて、
仮説を立てます。

そして、再度、数字を使って仮説が正しいかどうか
検証することができるのです。

では、どうすれば「気付ける」人になれるのか?

その答えは、数字に基づいた「基準」を持つこと。

比較するから、「何か違う」と気付くことが
できるのです。

数字に基づいた「基準」、すなわち定量的な基準は、
次の3つの方法で設定します。

  1. 継続的に同じデータを見続ける
  2. 「ある期間」のデータを基準にする
  3. 「比較対象物」を設定して基準とする

これらを基準に比較をして、何が違うのか
「気付き」を得たなら、なぜ違うのかを突き詰めて
「仮説」を立てていきます。

  気付き → 仮説構築 → 仮説検証 → 新たな疑問
  → 疑問の深掘り → 気付き(2周目)

このように、気付きから始まった仮説検証の
サイクルを回して、問題解決に当たります。

この本から何を活かすか?

  EXCELを使う時の3つのルール

  1. データベースのように使う
  2. 主目的は「計算」と「手入力削減」
  3. データ構造を常に意識する

特に3つ目のデータ構造は、「トランザクション」
と「マスタ」に分けて見ていきます。

トランザクションとは、最小単位の行為のこと。
いわゆる生データと言われるもの。

一方、マスタとは、項目の一覧のことです。

項目の中身や属性情報を示しているので、
マスタを見ると、ビジネスの全体構造がわかります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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