活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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最高のリーダーは何もしない

満足度★★★★
付箋数:23

ダイヤモンド社の藤田さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

本書の著者、シンクタンク・ソフィアバンク代表の
藤沢久美さんは、NHK教育テレビでキャスターを
務めた「21世紀ビジネス塾」やラジオ日経の番組
「藤沢久美の社長Talk」などを通じて、
多くのトップリーダーたちにマンツーマンで
インタビューを行ってきました。

中小企業の経営者から、世界的な企業の経営者、
更には政治家や非政府組織の指導者まで、
インタビューしたリーダーの数は1000人以上。

藤沢さんは、過去15年間、リーダーたちの話を
聞いてきて、求められるリーダー像が変わった
と感じたそうです。

では、藤沢さんがインタビューから感じた
現代が求めるリーダーシップ像とは、
一体、どのようなものなのでしょうか?

過去の一般的なリーダー像は、即断即決、
勇猛、大胆、頼りになる、カリスマ性がある
といったところでしょうか。

しかし、いま最前線で活躍しているリーダーは、
一見すると「何もしない」ように見えるそうです。

  「権限を現場に引き渡し、メンバーたちに
  支えられることで、組織・チームを勝利へと
  導いています。」

優秀なリーダーほど、リーダーらしい仕事は、
何もしていないように見えるのです。

そして、同時に一流のリーダーたちは、内向的で、
心配性で繊細、という共通点もあるようです。

  ・最高のリーダーは指示をしない
  ・最高のリーダーは動きまわらない
  ・最高のリーダーはみんなに相談しない
  ・最高のリーダーは会社のために働かない
  ・最高のリーダーはチームを巻き込まない

では、何もしていないように見えるリーダーは、
実際のところは何をしているのでしょうか?

やっているのは、2つのことです。

1つは、メンバーが共感して自ら動きたくなる、
「魅力的なビジョン」をつくること。

もう1つは、「ビジョン」をメンバーに
しっかり伝え、浸透させること。

まずはリーダー自身が、練り込んだビジョンを
腹落ちするまで考え、自分の中に深く刻み込む
必要があります。

そして作り上げたビジョンを自分の信念として、
何度も何度も時間をかけて、現場で物語として、
伝えるのです。

そのためにリーダーに必要なのは「発想の転換」。

本書では、藤沢さんがトップリーダーへの
インタビューで学んだ「6つの発想転換」を軸に、
新しいリーダー像を明らかにします。

 第1の発想転換
  「人を動かす」から「人が動く」へ
 第2の発想転換
  「やるべきこと」から「やりたいこと」へ
 第3の発想転換
  「命令を伝える」から「物語を伝える」へ
 第4の発想転換
  「全員味方」から「全員中立」へ
 第5の発想転換
  「チームの最前線」から「チームの最後尾」へ
 第6の発想転換
  「きれいごと<も>」から「きれいごと<で>」へ

本書は、多くの優良企業の経営者への
インタビューがベースになっているので、
坂本光司さんのベストセラーシリーズ
日本でいちばん大切にしたい会社』を
リーダー目線から見たような印象を受けます。

現場が指示通り動かなかったり、
自分の思いが伝わらず、空回りしている、
悩み多きリーダーの方には
非常に参考になる本だと思います。

この本から何を活かすか?

  ノルマなしで毎年新しいお菓子が生まれる理由

藤沢さんは、北海道の菓子メーカー「六花亭」が
ノルマなしで新商品が次々生み出せる理由を
社員の方に質問したことがあるそうです。

  「私たちは、お客様の『幸せの時間』をつくる
  ためにお菓子をつくっているんです。
  ですから、幸せの時間をもっと増やすために、
  新しいお菓子をもっとたくさんつくりたいと
  思うのは自然のことなんですよ」

ビジョンが伝わり、社員一人ひとりが自律的に
努力する社風になっているは理想的ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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